突然ですが、みなさんはこの2つの画像のどちらがお好きですか?
ホッケースティックを選んだあなたはグロースハッカーになる素質がある!
かどうかは分かりませんが、もしこれが会社の成長カーブだったらどうでしょう?
もちろんホッケースティックのような急成長を遂げたいですよね?
その急成長を演出するのがグロースハックの真骨頂です。
とは言え新しいマーケティングチャネルを創造するにはインターネットのような技術革命が必要だし、決して容易なことじゃありません。
ではグロースハッカーは何に目を向けるのか?
「無駄」でしょ!(この更新の何年後かに当ブログを読んでいる皆様は今すぐ「林修先生」で検索)
そうなんです。
常に新たなマーケティングチャネルを探し求める一方で、グロースハッカーは既存のチャネルの無駄を省く努力を惜しまないのです。
最も良い例はDropbox(クラウド型データストレージサービス)でしょう。
Dropboxのウィルス性に火がつく前から、クラウドサービスも、会員登録型オンラインサービスも存在していました。
一方で、
- ・個人情報の登録がめんどくさい
- ・登録確認メールの確認がめんどくさい
- ・インストールもめんどくさい
などなど、多くのサービスが上記のようなめんどくさい手順をわざわざユーザーに強いていたのです。
「どうやったらユーザーを遠ざけずにサービスの導入を促進できるのか、開発者たちは夜通し考え続けた・・・」
なんてプロフェッショナル(毎週月曜日 NHK総合 午後10時~)風に言ったかどうかは分かりませんが、この無駄に目をつけたのがDropboxでした。
登録要項は最小限に
利用したことのある方はご存知のことと思いますが、ユーザーがDropboxのアカウント登録にあたって必要な情報は
- ・フルネーム
- ・メールアドレス
- ・パスワード
の3つのみ!
住所や生年月日だけでなく、「メールアドレスのご確認」なんてい面倒くさい作業もバッチリ省いてくれたのです。
登録確認メール&手動インストールの省略
「まずは登録!」なんてノセられて登録したら「インストール用URLが記載されたメールを送ったので確認して下さい☆ (ゝω・)テヘペロ」なんてメッセージが届いてイライラしたことありませんか?
その手間も省いてしまったのがDropbox。
登録が完了するや否や、自動的にスクリーンにインストール確認のメッセージが表示されるのです。
登録からインストールのフローが明確でないサービスには不向きですが(株式情報のポータルサイトが登録と同時に市況追跡ツールのインストール始めたら焦りますよね?)、この些細な無駄を省く行為がDropboxの導入率をグンっと押し上げたと言っても過言ではないんです。
もちろんインストールを必要としないサービスにも多くの無駄が存在します。
- ・不必要な個人情報を会員登録時に要求
- ・選択肢が少数なのにラジオボタンが未設定
- ・やたらと新しいタブでページを開く
などなど、「意外と知らないECサイトの○○つの無駄」みたいな記事が書けてしまうほどです。
手厚い充実したサービスが魅力
↓
いつのまにか無駄が増える
↓
どこを削ればいいのかわからないけど、まだまだサービスは充実させる予定
こんな負のスパイラルに陥らないよう、グロースハッカーを見習って エコを心がけましょう!