グロースをハックするということ。

「グロース(成長)をハック(不正に入手)するって、なんかやばくない!?」
「IT系のニュースでハッキングってまた情報漏洩やサイバーテロが起こったの?」

グロースハックという言葉が本格的に流行の兆しを見せたのは2012年。
当時アメリカに留学していた私が、TechCrunchでこの真新しい言葉を目にした時の印象です(恥)

もちろん私の第一印象は見事なまでの的外れだったのですが、同じことを考えた人は少なくないのではないでしょうか?

恥ずかしがらなくて大丈夫です。
ハッキングやハッカーといえばネガティブなことを連想するのが日本人の常なのです。

じゃあ実際はどういう意味なのでしょう?
ウェブマーケティングには直接関係ありませんが、コンセプトを理解する上でとても重要なのでここでご説明しておきましょう。(あと、知ってるとかっこいいです。モテます、多分。)

【ハッカーの意味①】コンピューター上のセキュリティシステムを不正にかいくぐり、機密情報の入手や流出に貢献する者。

みなさんも上記の意味でよく使いますよね?。
英語圏でも、日本語におけるハッキングと同じ意味合いでニュースや新聞で頻繁に取り上げられます。

【ハッカーの意味②】巧妙な技術と豊富な知識を駆使し、特定の行為において優れたパフォーマンスを見せる者。

ご覧の通り、皆様がハッカーに抱く印象(=意味①)とは大きく異なる、ポジティブな意味もあるのです。

 

グロースハックの根底にあるのはまさにこの意味②であり、決してグロース(サービスやビジネスの成長)をハック(不正に入手)するということではありません。

グロースハッキングとは、

「巧妙な技術と豊富な知識を駆使してサービスやビジネスの成長に貢献すること」

なのです。

Growth Hack

はじめまして!

突然ですが、皆様はGrowth Hack(グロースハック)って何かご存知でしょうか?
ウェブやスマホアプリに精通する方々には既に馴染みのある言葉かもしれません。

「FacebookやDropboxの急成長サービスを影で支えたマーケティング戦略や手法でしょ?」って答えたあなたはまさに大正解です!

有名SNSやスマホアプリの大規模拡散を支えたのがこのグロースハックと言う比較的新しい概念であり、今世界中のIT業界でGrowth hacker(グロースハッカー)(超絶的に優れたマーケティング担当者とでも言っておきましょう)が必要とされているのです。

試しに「 “growth hacking” 」をググってみると、なんと英語ページのみに絞った検索結果では399,000件もヒットしました。じぇ! \(‘jjj’)/ じぇ!

Growth hacking searched 1

数ページを覗いてみると、

  • Growth Hack 101(グロースハッキングの基本)
  • Examples of growth hacking(グロースハッキングの実例)
  • 19 Growth Hacker Quotes(グロースハッカーの19の名言)

などなど、様々な Growth hackingにまつわるコンテンツが存在しているのです。

「うわ、知らない。。。完全に乗り遅れた。。。」
聞こえます。皆様の心の嘆きは聞こえています。

でもそんな皆様もどうかご安心を!

英語圏のIT業界ではもはや当たり前のように使われるようになったグロースハックという概念ですが、日本ではまだまだその真意が明らかになっていないのが現状なのです。

実際に日本語ページのみで調べると以下の様な結果に。。。

  • Growth hacking:  5,450件
  • グロースハック:   491件

「ほっ。。。」

安堵の息が思わず漏れちゃったようですが、まだまだ安心してはいけません。

  • なぜ今グロースハックが取り沙汰されているの?
  • グロースハックって普通のマーケティングと何が違うの?
  • どんなサービスやビジネスにも通用する戦法なの?
  • マーケティングやネットビジネスに精通する限られた人材にしか実行に移せないの?

などなど、まだまだ(特に日本では)知られていないことが多くあるのです。

Growth Hack Japanブログは、こうした疑問に対する解答に加え、具体的なノウハウやタイムリーな実例なども併せて読者の皆様にお届けすることを目的としています。

長期連載の末に、人々の生活を潤すモノやサービスの流通に本ブログが少しでもお力添え出来ましたら幸いです。