【アプリ設計】ソーシャルゲーム以外でも使えそうな10個のゲーミフィケーション

ソーシャルゲームにはユーザーに長く、深く、そして最もお金を使って遊んでもらうようにユーザーを引き付けるゲーミフィケーション施策が多数施されているのは周知の通りかもしれません。一方で、地図アプリやニュースサービス、電子書籍、最近業界熱の熱くなっているヘルスケアなどノンゲームのアプリには使われていない施策も多いのが実情です。

そこで今回はこういった施策は本当にゲーム特有のものなのかも含めて、ソーシャルゲーム以外のノンゲームアプリでも使えそうな、一般的なゲーミフィケーション施策について調べてみました。最終的に本記事では、筆者のプレイした実例のソーシャルゲームやアプリのキャプチャだけではなく、その応用例としてのイメージや注意点も含めて10個のゲーミフィケーション施策としてまとめてみました。
*IGNIS、GungHo Games、サイバーエージェント、コロプラ、mixiの計5社のソーシャルゲームを対象に調査を実施。

ログインインセンティブ

毎日アプリに来たくなるオーソドックスな仕組み

最初にサービスにログインした後にポイントやアイテムなどを定期的に付与する仕組みです。これにより、毎日ソーシャルゲームにログインしているなんていう方も多いのではないでしょうか。離脱率を下げる重要な施策です。また、そのアイテムはコレクション的な位置づけのスタンプや記念などプレミアム間の多いアイテムよりも、例えばゲーム中に使うとちょっと長く遊べたり、既存のキャラクターやカードを強化するものにして、ゲーム内部での回遊性向上をはかっています。
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図1:ガールフレンド(仮) サイバーエージェント

ゲーム以外でも例えば日用生活品を扱うイーコマースや広告モデルで収益化しているコラム配信系のメディアなど、毎日定期的にアクセスしてもらうことが重要なサービスであったり、ユーザーへ使ってもらう上で、何か共通のポイント通貨などが敷かれているサービスである場合、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。毎日もらえるようにアイテムを設計する運用と、ときどき違うレパートリー(ある週だけ別のアイテムがログイン時にもらえるなど)での展開がコツのようです。

招待コード

ユーザーの誘因だけでなく、レビュー対策に

各ユーザーに固有の文字のコードを割り振ります。割り振られたユーザーが、そのコードを別のユーザーに教えて、別のユーザーが招待コード入力画面にその特定のコードを入れると、特典がもらえるという仕組みです。この仕組みが出た最初はユーザーが別のユーザーを誘うことを純粋に狙ったものだったのですが、今はレビュー対策を中心に貢献しています。レビューを書くダイアログにコピーして貼れるようにしています。レビューに「おもしろい!」と書きながら招待コードを据えているソーシャルゲームは良く見られますね。
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図2:モンスターストライク mixi

ゲームでは無いアプリでも導入ハードルは低く、実装するといいかもしれません。一方で人を招待すると使える特典なので、ユーザーちゃんとハマっているということが大前提になるので、例えば少なくとも星が3つ以上はちゃんとついているアプリであることを予め確かめておきましょう。TwitterなどとSNSと連携してつぶやけたりするものも増えております。攻略本的なアプリの方でも役に立っているみたいです。

期間限定キャンペーン

時間で制約を作り、ユーザーを活性化

ゲーム内のキャラクターやアイテムを使う基本的に有料のガチャにて期間限定で新作を入れたり、確率変動を変えたりする課金型と、期間限定で新しいステージやこの時間でしか戦えないボスやチームバトルなどを繰り広げるコンテンツ型に分けることが可能です。ユーザーを飽きさせない、その期間だけであることにより、ユーザーの体験価値をあげて射幸心を増幅させる、ゲームにおいては重要な施策で有ると言えます。
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図3:ケリ姫スイーツ ガンホーオンライン

これは例えば地図アプリで期間限定でイベント情報を掲載したり、ニュースアプリで限定コラムを出してみるなど、あえて時間的にプレミアムであることを利用してユーザーを満足させることができるかもしれません。ECでは比較的早い段階で期間限定セールなど活用はされている概念ですが、ECの場合はリアルでもタイムセールがあるので、別のルーツで同じ施策が有効って言えるのは面白いです。

非課金通貨

課金の価値を逆に挙げていく、継続施策に

ゲームでは課金して変える通貨とは別に(なぜかクリスタルとかダイヤ、ルビーなど宝石っぽいのが多いです。)、敵を倒せば継続的にもらえるお金が別に設定されていたりします。これを使うことで、あまり課金をしないユーザーもちゃんと回遊させて、ゲーム自体を盛り上げたり、ストーリーの中でのゲームバランスを保つために活かされていたりします。友情のポイントでガチャを引かせて、非課金でもちゃんと遊べる部分を担保しているソーシャルゲームが多数見られるのもそれです。
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図4:ケリ姫スイーツ ガンホーオンライン

ノンゲーム分野ではこの事例はあまりみられていませんが、課金率とは別にユーザーが使う上でルールや制限を設けたり、デジタルのインセンティブを作っていく上で有効かもしれないと思っています。例えば電子書籍などでこれが貯まることで、新刊が早く手に入るというだけでも結構ニーズがあるかもしれません(電子書籍はちゃんと買ってもらう。)。また、この非課金で買える通貨が貯まりやすかったり、強い課金して手に入るインセンティブも手に入ってしまったり、あまりに手に入りにくいと、ユーザーが離れていったり設けた意味がなくなってしまうため、そこに精緻なユーザーテストが必要です。有効に活用してガチャのプレミアム感を相対的にあげるように使ってゆけると思います。

データ量拡張

ガチャの前に課金通過を使わせる。

ゲームにおいて、キャラクターの保有数やカードの所持枚数を増やす際に、課金アイテムで拡張するというものです。あえて制限を設けることで、課金の必要性を再認識させます。ガチャよりも容易にすることで、課金用の通貨を使用するハードルを下げているという側面もありそうです。AppleのTierの構造をうまく使って、例えば6個単位で課金通貨を売り、ガチャは1回課金通貨を5個で運用して、残った1個の課金通貨をそこで使わせるような設計になっていたりします。
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図5:モンスターストライク mixi

Dropboxのように容量で元々ビジネスをしているサービスはもちろん、その他の名刺管理などビジネスツールのアプリなどでも活用ができそうなポテンシャルを感じます。これもゲーム性と同じでバランスが非常に重要で、基本的に必要になる容量とユーザーの導線を見極めて、少なすぎないようにするのがポイントです。また、競合のサービスがやっていない場合はそれがそのまま弱みになってしまうので、ノンゲームでは上級者向けのゲーミフィケーション設計の策なのかもしれませんね。

目玉カード(コンテンツ)の紹介

わかりやすい特典を作ることで収益へつなげる

ゲームで目玉となるコンテンツをログイン時の最初に出したり、ガチャのページに出したりする施策です。ユーザーに俗に言う「ニンジン」となるコンテンツを目の前にぶら下げることでゲーム内のキャンペーンやガチャへの参加をあおります。これと掛け合わせて、レアなカードの出現率を上げたりする施策を並行して実施しているゲームもありますね。
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図6:覚醒メイデン IGNIS

ノンゲームでも注目のアイテムや新商品、新しいコンテンツなど、推せるものがたくさんある中で、そのアピールがなんだか苦手だったりしているのを見かけます。これはぜひポップアップを仕込んでその表示可否や内容をコントロールするCMSを作って活用していってほしいですね。これは特典のインパクトも大事ですが、何より定期的にやることであったり、他の施策とバッティングしすぎて、訴求点がぶれて、ユーザーの興味関心を逸らさせないことが大切です。

長めのチュートリアル

わからない状態を失くしてユーザーに長く使ってもらう

ゲーム開始時に効果や冒険の流れを説明するためにチュートリアルを数ステージに渡ってわけながら進めている冒険ゲームやパズルゲームをよく見かけます。これにより、効果が多くなりがちなゲームを飽きさせないでかつ遊びながら学ばせていきます。
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図7:モンスターストライク mixi

ノンゲームは比較的ゲームに比べては操作内容や留意点が少ないものも多いですが、ユーザーの視点にもう一度立ちながら、導入検討をしていくことが大切ではないでしょうか。アプリを立ち上げた初期の画面遷移型のチュートリアルと使い方ページ以外にもぜひそういう設計を取り入れてわかりやすいアプリが増えていくといいですよね。

ガチャと他段階課金アイテム

同じものでもパッケージ化して有効にまとめ売り

ゲーム内ガチャが何段階にも分かれている仕組みです。例えば1回ガチャを引くのが5通貨でも、10回引く時は30通貨でいいパックなどを用意しています。同じ商品でも、これによってボリュームをコントロールして、ユーザーモチベーションに併せて段階的にモチベーション管理することで、活性化してゆけるのだと思います。
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図8:ガールフレンド(仮) サイバーエージェント

ノンゲームのアイテムでも例えば、同じ商品でもまとめて買ったらやすくなるとか、そういう仕組みを入れていくことがもっと可能ではないでしょうか。これは商品数が多すぎると却ってわかりにくくなるので、2,3個に分けているのがポイントです。

お詫びにインセンティブ

ピンチでユーザーを失わない設計

ソーシャルゲームでは不具合やお詫び時にアイテムを付与しているものが大変多いです。これによって怒ったユーザーを戻して、元のモチベーションと同じかむしろ高く、ゲームに戻していきます。
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図9:モンスターストライク mixi

ノンゲームでは仕入れがある商品や別のプラットフォーマーや参加者から提供されたものも多いので、むげに多用はできませんが、大規模なトラブルが発生した際には、応用して活かして行ける施策であると言えます。課金バランスが崩れるので、当然多用は禁物ですし、そもそもこういったことが起きないサービスにすることが理想ではありますが。

スコアとランキング

アプリへのモチベーションに競争心を活用

スコアによってランキングが出るキャンペーンを実施して競争心を煽ります。これによって、ユーザーが頻繁に遊ぶようになったり、参加意識を高めていきます。景品で釣って更に競争心を煽っていくサービスも多数見られます。
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図10:覚醒メイデン IGNIS

健康系のサービスで運動量を競う仕組みにも既に採用されていたりしているので、ユーザーが使えば使うほどメリットがあるサービスには有効な施策かもしれません。これもやりすぎると効果が薄くなったり、一部の競争的なユーザー以外もちゃんと救われるような救済やインセンティブの仕組みも導入していく上で最適なバランスで実施することが求められます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。最適そうでも今応用しきれていないものも多数ございますので、グロースハッカーとしてチームに提案するのも読者の皆さんの役目かもしれませんよ。今後のアプリのユーザー導線設計の一助になれば幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

【サービスにおけるバランス】習慣と刺激のメリット・デメリット

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■はじめに

日々の生活において、習慣は大切です。
でもその反対に、刺激も欠かせない存在です。

人生において、毎日通勤に刺激的なトラブルがおきたら
疲弊してしまいますし、何もない毎日だと
灰色の中に埋もれていると錯覚してしまうかと思います。

さて、自社サービスにおける習慣と刺激は、
人生と同じくバランス良く感じる事が正解です。

習慣と刺激に関してメリット・デメリットを
ソーシャルゲームを例に勉強してみましょう。

■習慣と刺激

1)習慣のメリット
習慣のメリットは、何といっても無意識に行動ができると言う事です。
習慣化の学習においては、ユーザーメリットを想像させて、
意識の壁を超える事からはじまります。

ソーシャルゲームで言う所の、ログインボーナスです。
これは、ログインボーナスを無料で提供するという企業側の投資によって
成りたちます。(原価は、殆どかかりませんが)

ソーシャルゲームの運営企業は、
ユーザー減衰が高まる日を解析し、
その前後に価値の高いアイテムやキャラクターを提供している
と言えます。

2)習慣のデメリット
習慣化を高めすぎると、ユーザーは不満を漏らし始めます。
ソーシャルゲームでいう所の、ネガティブキャンペーンです。

ファンであるからこそ、ゲームを利用し課金をしてくれます。
しかし、習慣化してしまえばしてしまうほど、課金した際に求めるものから
刺激が感じられなくなってしまうのです。

また、課金に関しても
課金すればするほど確率曲線に準じてしまう部分があり、
奇跡的な成功や、連続して課金してしまう中毒性から離れてしまいます。
その点から、強制されてゲームをしている様な感覚に陥ってしまいます。

結果、利用ユーザーからはゲームへのネガティブキャンペーンが始まってしまうのです。

3)刺激のメリット
刺激を高めると、ユーザーは行動を増やします。
ソーシャルゲームでいう所の、ゲームアップデートです。

ゲームにおける実施できる事の追加というのは、大いにユーザーを刺激します。
通常のミッション、もしくはイベント戦 この2つを軸に展開するコンテンツが
殆どだと思われます。

それに対して、コレクション性やストーリーを追加したり
はたまたミニゲームや対人戦を追加すると言った事は
よりユーザーに出来る事の選択肢を増やします。

選択しが増え、ユーザーがそれに対して行動をつづければ、
結果利用時間が増え、課金量も増えると言えます。

4)刺激のデメリット
刺激が多すぎると、刺激が多い事を習慣化してしまうと言えます。
ソーシャルゲームでいう所の、ゲームバランスの崩壊です。

刺激的なキャラクターが多ければ、それに慣れてしまい
旧来のキャラクターの削除や非活性化につながります。

結果、旧来のキャラクターに投資していた人々は
投資しても、新キャラクターによって使えなくなってしまう事を
無意識化で学習し、課金率が減少します。

それを打破する為に、もっと強力なキャラクターを提供すれば
より旧ユーザーの課金が減る曲線をたどります。

■まとめ

いかがだったでしょうか?
自社サービスにおいて、習慣と刺激
両方にバランスが取れていましたでしょうか。

維持フェイズにおいては、習慣化を
新規獲得フェイズにおいては、刺激を増やしましょう。

■PLUS(1)

刺激ばかりが多い場合には、

【サービス改善】「秋だけどあえてダイエット」太りきったサービスを改善する黄金7箇条

をおすすめ致します。

【サービス改善】「秋だけどあえてダイエット」太りきったサービスを改善する黄金7箇条

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■はじめに

芸術の秋・紅葉の秋・そして食欲の秋。

機能追加といういつまでも続く欲望に負け、太りに太ったサービス。

万能ツールではあるものの、多機能であればある程、 サービスは機能不全を引き起こしやすいと言われています。

使いたい機能が分かりにくく、新規ユーザーは理解しにくい。 既存ユーザーは、目新しさを感じられず目減りしていく。

起死回生のリニューアルオープンは、まさかの大失敗となり ユーザーは減少する事に、なーんて事はよくある話です。 特に代替サービスがある場合には、本当に一瞬でサービスの終焉を 迎えてしまう可能性もあると言えます。

さて、リニューアルのノウハウの前に必要と言われているのは、 サービスのダイエットです。 愛着のある機能やサブサービスの削除というのは、 ダイエット以上に身を切る辛さがあります。

しかし、事業の集中の為にも選択し行動する事が重要です。 サービスを改善の為の黄金7箇条を学んでいきましょう。

■7つの方法

1:機能の抽出は網羅的に

機能の抽出は全体的に、網羅性を持って行う事が必要です。
コンサルティング的なワードでMECEという視点がありますが

重複なく・漏れなく実施する事が必要です。

個別機能を深く掘り下げれば機能数は増えますが、
検討量が多くなります。

機能を大枠で考えれば機能数が減り検討事項は少なくなりますが
本当に削らなければいけない機能が抽象度によって隠れてしまいます。

この点は、サービスの成熟度により深度が変わる分だと思いますので、
自社サービスに合う検討を実施して下さい。

2:削除するときには一気に実施する

チマチマと削除すると、その都度ユーザーは新たな使い方を学習しなければならず
疲弊すると言えます。
そのたびに社内の稟議を通して、機能を削除した事による影響を計測しなければいけません。
機能追加以上の作業が発生する事は間違いありません。

もちろん、一気に削除すれば学習の壁が大きくなり、一気に疲弊する面もあります。
しかし、一覧網羅的に変わった事をお知らせする事よりも
都度機能削除内容についてお知らせする方が難しいのは言わずもがなでしょう。

3:経営・開発担当者への根回しの徹底

サービス終了に伴い良く起きるのは社内的なトラブルです。
サービスの内情が見えるからこそ、批判的になりがちです。
また、削除してから指摘を受けて再度リカバリーさせるなんていう
事例も多々発生します。

そうした状況を避ける為にも、経営・開発両方の側面から
根回しを実施し、周知と納得を得る事が重要です。

4:ユーザーヒアリングを徹底的に

削除してからリカバリーする事程、面倒で無駄な事はありません。
そうしたトラブルを避けるために必須なのが、ユーザーヒアリングです。
顧客が機能として使用率が低い=使っていない機能ではありません。
逆に使われていない機能は、どういう側面で活用されているのか?

実際にユーザーにアンケートを取ったりインタビューをしてみましょう。

使われていない機能が、実は知られていなかっただけだったという事もあったりします。
コストをかけなくても、アンケートツールやソーシャル上でのヒアリング等
色々な手はずがあります。

5:代替サービスのご紹介

今までのサービスを削除すると言う事は、
そのユーザーが他サービスに行く事を認めると言う事です。
ユーザー視点に立てば、使えなくなるという事で不満点があり
代替サービスを探すというのに不便を感じるわけです。

ユーザーからすれば、提供サービスへ嫌悪感すら覚える事でしょう。
そうした時にはライバルであるという事を一旦棚におき、ライバルに顧客を提供しましょう。
また、流入支援という事で交渉できる部分もあると言われます。
ダイエットして利得を得ることもできるのです。
是非とも検討しましょう。

6:サービス削除のタイミング

サービス削除のタイミングはブーイングが出る部分です。
ソーシャルの中では、忌憚のないご意見が飛び交い、
サービス利用者は今後に不安を感じて、多少なりともユーザー減少の可能性も避けられません。

それを、新サービス提案によってオブラートに包み込むというのは戦略的に妥当と言えます。
サービス追加が少ない時期であれば、ユーザー利用が少ない時間帯などでのアナウンスを
心がけましょう。

7:改善において完成形はない

最後の1カ条は、サービスに完成はないという事です。
削除する事によって次に何に注力するのか?という事や
新たなゴール設定を行うという事等を考える必要性があります。

カド番の機能を作り、てこ入れをしつつ
次の削除する機能について焦点を当てましょう。

■最後に

いかがでしょうか? サービス担当者であれば、取捨選択を常に考えなければいけません。

太り太ったサービスに大ナタを振るうのには、上記7カ条を必ず目を通すことを お勧めいたします。

スーパーニッチが、大衆サービスを食う!開始後2ヶ月で150万PVを獲得した、The Dodoにみる成功へのプランとは?

https://www.thedodo.com

はじめに:The Dodoについて

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みなさん、The Dodoというサイトはご存知ですか?

動物専門のバイラルメディアになります。

本メディア、動物のみの専門とする事により、一部方から熱狂的な支持を得る形で最初のメディアのスタートをしました。ニッチであれば、一部のユーザーに好まれるが大衆からは見向きもされないまま流されるという事が今までの定説でした。

しかも、Webメディアであれば自分の好みであるコンテンツを取捨選択し、何かの知的好奇心やコンテンツの優位性がない物はユーザーから求められません。

しかし実際には、開始から2ヶ月後には158万PV / 月を稼ぐまでになりました。

スーパーニッチを攻める戦略性・The Dodoがなぜ成功したかに関して解説したいと思います。

1:アーリーユーザーの獲得の上手さ

The Dodoは、動物に対する問題提起を行ったり、社会的な問題に関して取り上げる事で議論や共感を得る記事を執筆しました。

それにより、スーパーニッチではあったもののアーリーユーザーからの熱烈な信頼関係を勝ち取る事ができ、アーリーユーザー達が明確な広告塔になってくれたと言えます。

2:テーマ選定の良さ

動物というのは、多くの動物メディアがグロースしている様にシェアされる率が非常に高いです。

しかも、The Dodoでは議論や意見が発生しやすい書き方になっている為、余計にテーマに対してイメージを膨らませる事ができているのです。

3:シンプルである

「ねぇ、The Dodoは、何なの?」

「動物のニュースサイトだよ」

と言った形でシンプルに答えるできる点は非常にわかりやすく・良いポイントです。

アプリであれサービスであれ商品であれ、バイラルさせる為にはどの様なツールなのか・サービスなのか伝え安い事が必須です。

※呼びやすさも、グッドポイントなのかもしれない。

4:キャラクター性

The Dodoは、キャラクターもThe Dodoという鳥である。

(和名ドードー鳥)

絶滅した動物をモチーフとしている点もさることながら、サービス名をズバリ普及させる為のキャラクターだという事も重要なポイントだ。

5:写真の選定能力

取材記事以外では、別メディアからの写真利用も行っている。

その際に題名付け以上にThe Dodoが上手い点が”写真選定”だろう。

動物の全体像や問題内容がわかる画像よりも、アップで顔部分がうつっている画像が良く用いられている。

まとめ:

いかがだったでしょう?

The Dodoにおける成功はメディアだったからと言う理由だけでなく、多くの戦略性から成功が導かれてると言えます。

自サービスにおいて以下の観点があるかを再考してみましょう。

1:アーリーユーザーが熱烈なファンとなりえるか?

2:市場性が見込めるか

3:シンプルであるか?

4:キャラクター性があるか

5:ビジュアル能力

【初歩に立ち返ろう】直感的なUIデザインのための超基本チェックリスト

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はじめに:

本当にユーザーフレンドリーなUIデザインは、意外と難しいもの。

見た目を優先するあまり、使いにくくなってしまっていませんか?

相次ぐ機能追加により、基本のコンセプトを忘れてしまっていませんか?

基本的ながら意外とやってしまいがちなミスについて、

チェックリストをまとめてみました。

①ユーザーの目線の流れは正しく誘導できているか?

ユーザーが目線を向ける優先度がはっきりわかるようにしましょう。

例えば、全体を見て横書きのページであることがわかれば、

ユーザーは左から右に、そして上から下に目線を動かすはずです。

また、ユーザーは目立つ色や形の部分に注目します。

赤や黄色等の注目する色、ギザギザとした形や集中線を置きます。

注目すべきポイントを明確にして目線の流れをスムースに誘導してあげましょう。

注目ポイントは多くて3つ、基本は1・2個で抑えましょう。

でないと、目立たせるだけの品のないデザインとなります。

②押せる場所と押せない場所は区別できているか?

ユーザーがアクションを起こせる場所と、起こせない場所は、

はっきりと区別しましょう。

次に何をするべきなのかが不明瞭だと、

ユーザーは混乱し、結局何もせずに終わってしまいます。

ボタンであれば立体的にして押せそうな形にしたり、

文字であれば下線を引いて色を変えるだけでも大きく違います。

逆に押せない部分であれば、のっぺりとしたデザインとしたり

同色でとけ込ませる様にしましょう。

また、ボタン化が可能であれば、遷移しない形でボタンが押された回数を計測し

誤動作を招いているのかをチェックする事も一つチェックする方法としてあります。

最初のチュートリアル等でも、押せる場所を理解させるというのも重要なポイントです。

③レベルの違う情報を同じデザインにしていないか?

同じデザインや同じ配置にする情報のレベルはきちんと揃えましょう。

服で言えば、「Tシャツ」「トップス」「シャツ」「ジャケット」の4つがあるとします。

この4つを同じ場所に列挙することはしてはいけません。

なぜなら「トップス」だけが他のものを含む上位のカテゴリーだからです。

提示すべき情報が複雑になればなるほどこうしたミスは多くなりやすいので、

念のため注意しておきましょう。

種別に関してで言えば、項目を全てカードに書き出し重ねていくといった事や

エクセル等でまとめていくと言った事が必要です。

④ユーザーにやらせたい事は一致しているか?

これは①~③とも関係してきますが、

ユーザーを正しく誘導するためには、そもそもユーザーが何をするのか

何がそのサービスによってできるのか?

と言う事を伝えなければいけません。

アプリケーションに長々と説法してしまえばユーザーは離れてしまいますし、

何も説明しなければ理解してもらえません。

そうした時に、シンプルにユーザー側にしてもらいたい事を伝えるのが

ユーザーインターフェースといえます。

新規ユーザーに触ってもらう時には、

予測された通りに理解してもらえるのかを試してみましょう。

⑤機能追加により内容が変わってきてないか?

多くの機能追加に関しては、他アプリへの差別化として重要なポイントです。

しかし、機能が追加しすぎてわかりにくくなっていませんか?

最初期のテレビチャンネルと現在のテレビチャンネルを比べてみて下さい。

多くの機能をチャンネルは持っています。

はじめてチャンネルをさわる3歳児に両方を渡してみて下さい。

どっちが先にユーザーに使い方の習得を促すでしょうか?

間違いなく、再初期のモデルの方がユーザー側にメリットの高いユーザーインターフェースを持っています。

理由としては、シンプルと言うだけではありません。

トライエラーを繰り返す事で学習ができるのです。

機能が多くなればなるほど、予測範囲外の結果が導きだされ、頭の回転がついていきません。

作り手側であれば、理解ができる事も3歳児であれば理解できません。

(決してユーザーが3歳児と言っている訳ではありませんが。)

■まとめ

いかがでしたでしょうか。

よく設計されたUIは、ユーザーが意識せず使うだけで、正しい動きができると言うもの

インターフェースが要因でサービス利用者減少に繋がっているアプリも多くあります。是非、それらを整え背か良いにアプリを展開しましょう。

【差別化できてる?】ライバルサービスとの15の評価軸とは

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はじめに:

サービス運用をしていくと、儲かるビジネスや注目されるビジネスであればコピーサイトや競合サービスの誕生というのは致し方ない事です。

そうした中で、相手との差別化要素を考える際に、まずは評価をどの様に行うのか?

というのが気になり調べてみました。

評価軸として優先すべき項目は、サービスにより異なると思いますので、

今回は軸に関して説明していきたいと思います。

 評価軸:

1:ユーザー数

まずは、ユーザー数は一番の評価軸です。

特に登録ユーザー数ではなく、アクティブユーザー数がどの様に遷移しているのか?

2:課金率

有料と無料の課金モデルを共存させる場合には、課金率というのが第一要素となります。

ユーザー数×課金率に関してどの様に調整を行うのがベストなのか、これは試行錯誤が求められる要素と言えます。

3:情報量

コンテンツビジネスであれば、数というのは大きな脅威となります。

カラオケであれば曲数、ニュースサイトであれば1日の記事数、動画サイトであれば投稿数等がそれにあたります。

4:質

コンテンツが多くても質を伴わなければ対象ユーザーに価値を与える事はできません。

プロのライターを雇った方が良いのか?画像は適正なのか?

フォントは良いものをつかっているのか?など色々と検討は必要です。

5:従業員数

マンパワーも重要な要素です。

いくらユーザーが多かったとしても、次の展開に対してスポード感が遅ければユーザーは離れていく可能性があります。

6:価格

価格というのはユーザーにとって大きな障壁となります。

100円という単価を取るのか、それともユーザーは10分の1でいいから1000円取りにいくのかは、悩ましい問題です。

他の評価軸に与える影響を併せて調整をする事も一つの方法です。

7:サービス開始期間

サービス開始期間が長ければ、その分だけノウハウは溜まりやすいと言えます。

無意識下で先行者の方が良く、後追いは悪とされるイメージも個人的にはあります。

8:資本金・資金調達

ライバル同士がベンチャーであれば、資金調達・資本金量というのも重要な要素です。

お金があるからといってサービスは成功しません。

しかし、資金調達を行う際にはサービスの方向性というのがどこからか漏れてきます。

(インタビュー記事などで語ってくれる人もいます。)

そうした点において、資金調達時に相手の動向を探るということもできます。

9:サービス利用のスピード

1秒たりともユーザーは無駄に時間を浪費したくないと考えております。

アプリをダウンロードした後に、再度行われるダウンロードが長ければ、ユーザーはホーム画面に戻り削除をしてしまうでしょう。

アプリやサービスのページ・UIの稼働の重さに関しては、相手よりもより良い物を提供しましょう。

10:サービスの独自色

独自性を高くしてしまえば、ニッチな層にはあたる可能性が上がります。

その反面、独自性が問題となり大きな層からはそっぽを向かれてしまう可能性があります。

11:サービスのわかりやすさ

サービスの機能を追加すれば利便性は上がりますが、新規利用者からは敬遠されがちです。

その面に置いてわかりやすさがあるかどうかというのも要素と言えます。

12:デザイン

サービスの色やキャラクター等といったデザイン要素は、相手との差別か要因になります。

ユーザーにマッチした対応ができているか?ダサくないかというのは最低限チェックが必要です。

13:メディア露出

メディアの露出は、多くの場合ユーザー獲得に繋がります。

露出を多くし、起業家やファーストユーザー獲得に勤めているかは初期段階では特に重要です。

情報が多くなればなるほど、ライバルにオープンとなる点は注意が必要です。

14:社長の顔

経営者の顔というのも重要な要素です。

親近感が持てるか、優しそうか、問題発言はないか、などは協業する企業に置いても興味を持つポイントと言えるのではないでしょうか?

15:やる気

人間最後は根性論で語れます。

愛着を持ってそのビジネスをおこなっているか?

やる気という要素は、ブログ・報道・コンテンツ色々な所から、

ユーザーに少なからず伝わります。

片手間のサービスではないと言う事を言葉や態度等で伝えましょう。

まとめ:

最後は精神論になってしまいましたが、サービスにおいては多くの評価軸があります。

弱点となっている要素を埋めるのか、強みとなっている部分をよりのばすのか。

これに関しては、結果論でしか語れない部分があります。

一生に一度と言う覚悟で望んでいる、皆様のビジネスの成功を願っています。

【キラークイーン】ユーザーアクセス大爆発に対して備えるべき4TIPS

 はじめに:

「こんばんわ、503です。」

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ウェブサイト担当者であれば悪夢の様に感じるでしょう”50x”

意味は、人数多すぎて入れませんぜ。(ざっくりですが)

良きコンテンツ・サービスを提供し続ければいつかはユーザー爆発が起きます。

でもサーバーダウンすれば、開店休業状態です。

せっかく訪問してくれたユーザー達も、ため息をついてかえってしまいます。

”バイツァ・ダスト!”

と時を巻き戻す事はもちろんできません。

でも、ユーザー爆発はいつ起きるかわからない。

だからあきらめよう、では不正解です。

今回はユーザー爆発に関して学んでいきましょう。

1:プレス砲のタイミングを知る

るユーザー爆発の要因として、良く言われるのはプレスによるユーザーアクセスの倍増です。

これは一時的ながら、テレビ>SNS>WEBメディア>新聞>雑誌 の順に怒濤のアクセスが発生します。

これらは、取材やリリース担当の人と懇意に確認をする事が重要です。

テレビ・新聞・雑誌であればある程度の時間差による発生をします。

しかし、SNSやWEBメディアであるとストック記事に内包されてしまうと全くタイミングが読めなくなるリスクがあります。

そうした時に、乗る半日前には教えてほしいと事前に約束を取り付ける事が重要です。

また、前段のメディアに関しては、過去に掲載された事がある企業にどの程度の影響があるのかを確認すると教えてくれる可能性があります。

事前に、予測値を弾き出し多めに拡張をする事が必須となります。

予測値より多く受け、スカスカである方が

アクセスできずに追い返すよりも断然に良いと言えます。

だって、ユーザーにとっては、見込みの数値は見えていない訳ですから。

2:コンテンツを軽くする

コンテンツが重ければ読み込みの多く発生します。

機能拡張や利便性追加の上でどんどんとソースコードや

取得するAPI等が増えていく事は良くある話です。

しかし、その重さがトリガーとなりユーザーアクセスの停止につながるリスクがあります。

コンテンツは軽く作成し、デザイナー・プログラマーと調整を行う事。

定期的に見直しをする習慣を持つ事が重要です。

3:コンティンジェンシープランを策定する

コンティンジェンシープランとは、災害時や不測の事態に対して対応する緊急マニュアルの事です。

ユーザー爆発に伴う問題としては、

”そもそも落ちてしまった時のマニュアルがない”という事がひとつあります。

・わざと落とす

・どのくらい来たら落ちるのかを予測する

・復旧の段取りをマニュアル化する

長期的に落ち続ける状況では、実は一旦お詫びをして閉じてしまい

サービス拡張に勤めるというのも一つの判断であると言えるでしょう。

これらを実施するタイミングとしては、

サービスによりけりですが、夜間帯に実施する事がふさわしいです。

サーバーがダウンし続けている状況で、拡張を考えるというのは、

9月1日の早朝に、夏休みの宿題をしている様な状況です。

その為、安定稼働している時に、ある程度計画性をもって検討をする事をお勧めします。

4:プチダウンをしっかりとチェックする

さて、最後の項目でありますが

プチダウンに関してチェックが甘い事が、ユーザー爆発でサービスが壊れる要因として上げられます。

じつは、小さなダウンと復旧が発生した際にはgoogle Analitics では解析できない事があります。

プチであれば、

1:ユーザーが一時的に増える

2:ユーザーが一気に減る

そんな表示のされ方になり、

Twitterで紹介された時と似た様な表示となってしまいます。

プチダウンは、言うなれば最後の警告文です。

自社サービスを10分に一回巡回している様な人は稀です。

と言うことは、警告は実は無視されている様な状況だと言えます。

UptimeRobot http://uptimerobot.com

等のサービス監視ツールの導入は必ず実施して下さい。

上記のツールは、ページごとに実際に

きな臭いにおいを探知してくれます。

まとめ:

アクセスを増やしていけば、

プロデューサーが知らない間に、ユーザーアクセスの爆発は起きる可能性が増えます。

また、マーケットフィットされたアプリケーションであれば広がる時は、本当に一瞬で一気に広がると言われています。

まずは、

1プレスの時期を知り約束を取り付ける

そして、

2コンテンツを軽くする

それでも、発生するリスクはゼロにはできないので

3コンティンジェンシープランを作り

4プチダウンをチェックする

上記を実施致しましょう。

皆さんのビジネスの成功を願ってます。

Uberが競合Lyftを確実に潰すために実行した5つのエグすぎる戦術

活気を見せるオンデマンド配車サービスの数々。

世界各地で様々な類似サービスがローンチする中で、圧倒的な地位を確固たるものにしているのがUberです。

たった数年という短い期間の中で、Uberの時価総額は1兆8千億円に達し、毎週20億円もの収益を上げています。

一方で、同系サービスの中で唯一Uberと張り合いを見せているのが競合のLyft。

サンフランシスコを拠点にグロースに成功してきたLyftは、ニューヨークにも活動の拠点を拡大する動きを見せてきました。

しかし、ローンチ予定日の前日、ニューヨークのタクシー業界を管轄する各団体からローンチ差し止めの命令が下り、Lyftはローンチの延期を余儀なくされます。

同系のUberは既にニューヨークにおいてサービスを展開しているにもかかわらず、Lyftのみが苦境に追いやられている現状は何も偶然ではありません。

本日は、Uberが競合Lyftを確実に潰すために実行した5つの戦術を紹介します。

参考: Here Are Five Things Uber Did To Beat Lyft Before It Even Had A Chance To Compete

Lyftに対抗して1,500億円を調達

4月にLyftが250億の調達を決定したちょうど1ヶ月後、Uberは1,200億円の資金調達を決定しました。

関係者によれば、Uberのこの動きは決して偶然ではなく、Lyftやタクシー業界の追随を止めるための調達であったことが明らかになっています。

Uberの投資家には、Amzonのジェフ・ベゾス、Google Ventures、Menlo Venturesなど、潤沢な資金を持つ投資家が名を連ねており、目には目を、資金には資金をの姿勢で真っ向勝負を挑んだことが分かります。

タクシー業界の重鎮を採用

さかのぼること5月、Uberは、タクシー業界を規制管轄する組織TLCの重要人物であるAshwini Chhabra氏の採用に踏み切りました。

この動きに対してTLCや同系組織の幹部は危機感を表明し、同氏がTLCに属していた時期のUberとの関係に関して徹底的な調査を求める声も上がっているほどです。

しかし、Uberはその後もニューヨークの公的機関で職務経験のある人材を積極的に採用し続け、真っ向から規制組織と戦う姿勢を強めています。

Lyftの好機をしらみつぶし

Lyftのニューヨークにおけるサービス開始が予告されるや否や、Uberは、低価格帯サービスであるUberXの価格を下げたのみならず、その日から2週間の間、ドライバーに毎週最低10万円の賃金を保証するに至りました。

同日Lyftが24つの都市において何回でも無料でサービスを体験できる2週間分のチケットの提供を発表すると、Uberは全く同じプロモーション企画をコネチカット州限定で提供しています。

ここまでくると、もう偶然とは言いがたいですね。

Lyftユーザーとドライバーを「買収」

6月、UberはLyftのユーザーに対して、LyftのドライバーをUberXのドライバーになるように勧誘に成功した場合、2万5,000円分のクーポンを提供する企画を実施しました。

Uberは他にも、別の配車サービスに登録してるドライバーがUberに転職する場合や、Uberのドライバーが他社からドライバーの引き抜きに成功した場合にも5万円の特別報酬を与えています。

ビジネスモデルの変更

Lyftやその他のライドシェアリング系サービスとは異なり、Uberはニューヨークにおいて法的な運営が許されています。

もちろん規制組織がUberだけを贔屓に扱っているわけではなく、Uberは、誰もがパートタイムで働けるライドシェアリングモデルを破棄し、タクシー業務の運営ライセンスを所有する基地局と提携することで法的な運営を可能にしました。

実際にUberは、現時点でニューヨークにはライドシェアリング・プラットフォームを展開していないと表明しており、事実上ニューヨークにおけるUberは他のタクシーやリムジンサービスと何ら変わりないということになるわけです。

 最後に

これだけの対抗策を張るのも、Lyftをそれだけの脅威と見ているからと考えられるでしょう。

両者の今後の争いが、サービスクオリティの向上につながっていくことに期待です。

メッセを読むなら代償を払え!? ローンチ直後のFacebookアプリ「Slingshot」を徹底解剖

edited by Ryutaro Mori

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Facebookが最新アプリ「Slingshot」を数時間前にローンチしました。

本記事では、SlingshotとSnapchatの違いを中心に、アメリカから届いたばかりの最新情報をお伝えします。

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WEBユーザーがサイト利用時にマジでイラつく9つのタイミング

Slingshotとは

Slingshotは、Facebookがほんの数時間前に公開した最新アプリです。

Snapchatのクローンとも揶揄されるSlingshotは、一定の時間が経つとメッセージが消えてしまう自動消滅型のインスタント・メッセンジャーアプリです。

先日誤ってApp Storeに公開されたSlingshotがこの度ようやく一般向けに公開され、その全貌が明らかになっています。

まずはこちらのスクリーンショットをご覧下さい。

Screen Shot 2014-06-18 at 4.17.12

drawing

電話番号でサインアップ、自画撮り、そして撮影した画像にお絵描き出来る機能はまるでSnapchatと変わりません。(深夜3時を回った顔はさすがにエゲつないため、修正を施しています。)

これだけ見ると本当に単純なSnapchatのクローンであると思われてもおかしくないわけですが、Slingshotは今「ある特徴」を理由にローンチ直後から大きな話題を集めています。

メッセージ受信の条件

まずは、ウォークスルーを撮影した以下の画像をご覧下さい。

ss1

(こんにちは!Slingshotは写真やビデオを共有する新しい方法です。スワイプで次へ進みましょう。)

ss2

(Slingshotを開始する為に、写真か動画を撮りましょう。撮り終わったら、複数の友人にその写真や動画を投げつけよう。)

【ここ注目!!!】

ss3

(でも条件がひとつだけあります。画像や動画を受け取った友人は、彼らが同様に何かを投げ返さない限りその画像や動画を見れないんです。)

そう。

Snapchatとの決定的な違いは、メッセージの受信方法。更に詳しく言えば、メッセージに対してメッセージを返答しない限り、最初のメッセージが閲覧出来ない仕組みになっているのです。

Slingshotのデザイナーは、Slingshotについて以下のように語っています。

「私たちはSlingshotをメッセンジャーアプリとして見ていません。ペイ・パー・プレイ(楽しむ為には代償を支払わなくてはいけない仕組み)によって、Slingshotはコンテンツフィード、もしくはコンテンツストリーミングのカテゴリに分類されるのです。」

また、まだ私は実際に友人とSlingshotを体験していませんが、あるレビュアーによれば、Slingshotは「プッシュ通知つきのFacebookフィードのよう」であると言います。

プッシュ通知は届くものの、こちらにアクションを求めている以上、他のメッセージアプリに比べて緊急性が低いという点でまるでフィードを見ている感覚を覚えるというわけです。

Snapchatユーザーが熱望するも、誰もが利用すればプッシュ通知の重要性を損ねることから搭載が見送られてきた一斉送信機能をSlingshotが備えていることも「フィード感」を感じさせるひとつの理由でしょう。

では、なぜFacebookは自らコミュニケーションに障害を立てるような真似をしたのでしょうか。

その裏には、ほんの一握りのユーザーが情報を発信し、残りの大半は情報の消費者にとどまっているソーシャルメディアの現実が隠されています。

Slingshotの特徴であるペイ・パー・プレイは、コンテンツの消費者と発信者の境目を曖昧にし、「あらゆるユーザーをFacebook上よりも情報を共有するクリエイターに変える」という使命を担っているのです。

最後に

Paperのローンチ時同様、まだ日本ではローンチに至っていないSlingshot。

私も発見したのが数時間前だったためまだその楽しさを満喫出来てはいませんが、大きな野望が隠されたアプリであることに間違いはありません。

果たしてペイ・パー・プレイの仕組みがどこまで受け入れられるのか、今後が楽しみです。

Slingshotのダウンロードはこちら(米国のみ)】

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WEBユーザーがサイト利用時にマジでイラつく9つのタイミング

アクティベーションに見るツイッターがグロース出来ない3つの理由

停滞する成長。会社を後にするエグゼクティブ。

グロースハックの代名詞としてもおなじみのツイッターが、今大きな苦境を迎えています。

なぜ世界有数のユーザー数を誇るソーシャルメディアがユーザー獲得に苦戦しているのか。

本日は、TheNextWebに掲載された記事「Signing up for a new Twitter account shows why the company is struggling to grow」を参考に、ツイッターが停滞する真の理由をアクティベーションに結びつけて紹介します。

バリュー・プロポジションとの相違

ツイッターの新規登録を完了すると、新規ユーザーは既存ユーザーをフォローするように推奨されます。

試しに新規登録プロセスを辿ってみると、その瞬間にアクティベーション施策に欠陥が存在することが分かります。

Screen Shot 2014-06-15 at 20.24.29

まずはじめに紹介されたのが、首相官邸、防衛省などのオフィシャルアカウントや天気予報といったライフライン系のアカウント。

特に天気予報などは有用である一方で、ライフラインを何よりも先に紹介するのは、ツイッターがトップページで掲げる「会話をはじめましょう。興味を探求しましょう。そして、見識を広めましょう。」というバリュー・プロポジションに相反していると言われてもおかしくはありません。

「会話」の欠如

Screen Shot 2014-06-15 at 20.25.19

次にフォローを推奨されるのは、芸能人や文化人を含む、ツイッターを利用する著名人のアカウント。

音楽やお笑いなど、カテゴリ別に著名人を検索することができ、趣味や趣向に合わせてフォローするアカウントを決められる点では、ライフラインの推奨よりもツイッターが掲げるバリュー・プロポジションに即していると言えるでしょう。

しかし、フォロワーの数が多く、交信よりも発信に重き置く著名人のアカウントをフォローするだけでは、ツイッターが提案する「会話」が生まれることはありません。

ほとんどの場合有名人からフォロー返しを受けることはなく、一方的なフォローで完結してしまうのです。

ソーシャルメディアの魅力は人との交わりであるにもかかわらず、ツイッターはウォークスルーを通じて自らアンチ・ソーシャルな利用方法をユーザーに強いているといっても過言ではないでしょう。

もちろんこれでは情報を発信するという楽しみが失われ、ユーザーがツイッターから得るメリットは減少します。

実際に、近年ツイッターのユーザーの大半はツイートの閲覧のみに従事し、情報を発信するユーザーはごく一部に限られているというリサーチ結果も出ているのが現状です。

非効率な友人検索

Screen Shot 2014-06-15 at 20.25.49

とはいえツイッターもバカではありません。

対等な目線で会話が出来る友人とのフォロー関係構築もしっかりとウォークスルーに組み込んでいます。

しかし、コンタクトを取り込めるのは、なんとメールアドレスからのみ。

実際に親しい友人と接点を持つFacebookなどの媒体からコンタクトを抽出することは出来ず、ユーザーのメリットを最大限に考えた施策であるとは言い難いのが事実です。

最後に

文中でも述べましたが、ソーシャルメディアの魅力はなんと言っても人との交わり。

特に右も左も分からない新規ユーザーにとっては「コミュニティに属しているという感覚」を感じることが継続利用のモチベーションになり、人との交わりが重要になります。

グロースの基本はあくまで継続的な利用であり、そのきっかけを作るアクティベーション施策に今後改善が加えられるか否かが、ツイッターの更なる発展を左右するでしょう。

最新の情報によると、ツイッターの新規ユーザーは益々東南アジアを中心とした途上国市場に集中していると言います。

現状のプレゼンスを考慮すればこのままFacebookと同様に途上国市場のユーザーをある程度は順調に取り込んでいくことが予想されますが、本記事で紹介した欠点の数々を見れば楽観的にばかりはなれないことも事実です。

Uber、Dropbox、Lyftに学ぶリファラル改善に必ず役立つ11のポイント

edited by Ryutaro Mori

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リファラル。

グロースハックと聞くと、多くの方がまず先に思い浮かべるのがサービスの招待や招待を意味するリファラルの部分です。

本日は、そんなリファラル施策を見直す上で欠かせないポイントを11個紹介します。

スマートな印象

PayPalのグロースチームを統括するスタン・チャドゥノフスキー氏は、プロダクトを紹介することで、被紹介者に対してスマートな印象を与えられることがグロースするサービスの特徴であると語っています。

「スマートな印象」とは、必ずしも「仕事のデキるビジネスマンが必携するアプリ」といった印象だけではありません。

同じコミュニティに属する仲間や生活リズムをともにする友人知人に対して、「このアプリを使えば、もっと生活が豊かになるよ」という印象を与えることが重要なのです。

たとえばTinderは、それだけを見ると単なる出会い系アプリに過ぎず、スマートとはほど遠い印象です。

しかし、もしTinderを愛用する紹介者が気軽な出会いを求める被紹介者に対してTinderを紹介すれば、その印象は「スマート」な印象へと変わります。

とはいえスマートな皆様ならもうお気づきの通り、スマートな印象は一朝一夕で築けるものではありません。

以下では、スマートな印象作りに貢献する施策も紹介しています。

プロダクト

穴だらけのプロダクトを誰かに紹介したいと思うでしょうか?

リファラルというかっこいい言葉を使いたい気持ちは抑えて、まずはプロダクトを最適な状態に整える努力を重ねましょう。

使うケースにもよりますが、リファラルは必ずAARRRの最後か最後から2番目のR、つまりリテンション(継続利用)の後にやってきます。

ユーザーはプロダクトに魅力を感じているからこそ継続的に利用するわけで、リテンションの大本となるプロダクトの改善無しにリファラルを語るのは大きな間違いです。

紹介者が得る価値

リファラルを促す最大のモチベーションは、プロダクトを紹介することで、紹介側がプロダクトから得る価値が向上することだと言って過言ではありません。

一方で気をつけたいのは、ここで言う価値が必ずしもクーポンやその他のインセンティブではないということ。

たとえばLINEというアプリに対してあるユーザーがその利便性に価値を見出した時、関わりのある全ての人とLINEを通じてコミュニケーションを取ることが出来たらと願い、友人知人にLINEを紹介するかもしれません。

このリファラルは純粋に「利便性」という価値を高めるための紹介行為であり、あからさまなインセンティブに促された行動ではないのです。

被紹介者が得る価値

リファラル施策を考慮する際に忘れられがちなのが、紹介を受ける被紹介者が得る価値です。

リファラルの成功とは、紹介されたユーザーが該当プロダクトに価値を見出し、更に別のユーザーに紹介するループを創り出すこと。

つまり、単純に既存ユーザーに紹介状を送信させるのではなく、被紹介者にしっかりと価値を感じてもらう努力が欠かせないのです。

可能であれば紹介者同様にあからさまなインセンティブ無しでリファラルを成立させたいところですが、Dropboxのようにサービスを紹介された側にもインセンティブを与えることを考慮しても良いかもしれません。

紹介者が受け取るインセンティブの種類

なんだかんだ言っても、インセンティブはユーザーの紹介行為を促す上で効果的な役割を果たします。

Uberのキャッシュバック施策も大きな効果を上げているとされており、資金に余裕があればぜひ試したいという気持ちもよく分かります。

しかし、インセンティブはクーポンやキャッシュバックなどの金銭的なものだけではありません。

たとえばDropboxは、友人にサービスを紹介すると500MBのフリースペースを手に入れる施策を行いました。

Uberの対抗馬Lyftも、1回のライドが無料という施策を行っています。

あまり意識されませんが、紹介者が金銭的インセンティブを受け取るか非金銭的インセンティブ受け取るかで、被紹介者の心理は大きく変わります。

たとえ同じ価値だったとしても、被紹介者からすれば、紹介者が直接お金をもらうことは「自分を利用した」と感じやすい傾向にあるのです。

紹介チャネル

Facebook、Twitter、Email、LINE、などなど、ユーザーがアプリの紹介に使うチャネルは様々です。

ユーザーの特性を理解して予めいくつかのチャネルを用意することはもちろんですが、その後はデータ解析を通じてチャネルの削除や追加、順番の入れ替え等を行いましょう。

以前growth hack japanで紹介したCunPicは、SNSごとの投稿数を調べ、それに応じて表示順を変更する施策を行っています。

cunnn

紹介文の最適化

単純にURLをシェアされて、該当プロダクトを作ってみたいと感じる見込みユーザーがどれだけいるでしょうか。

見込みユーザーからすれば、実際に使っているユーザーから使用感の感想を聞いて初めて興味が沸くものでしょう。

一方で、紹介者からすれば、わざわざレビューや紹介文を書くのは非常に面倒なこと。

この手間を省くために、予め制作側で用意した紹介文をデフォルトで貼付けておく施策は効果的です。

しかし、良いところばかりを並べた明らかに自演感満載の文章では却って紹介行為を妨げてしまう事態にも陥りかねません。

プロダクトが提供する一番の魅力を簡潔に伝える文章を考案し、たえずA/Bテストを行っていく必要があるのです。

リファラルを求めるタイミング

自発的なリファラルが最適であることに変わりありませんが、ユーザーが自発的にリファラルに踏み切らないのであれば、こちらからリファラルを求めることも時には必要です。

その際に必ず注意を払いたいのがタイミング。

たとえば登録をしてまだ間もないユーザーに対してリファラルを求めても、サービスに愛着を持っていないユーザーが紹介行為に踏み切るわけがありません。

リファラルを求める際は、一定以上の継続利用を続けているユーザーに焦点を当てるとよいでしょう。

また、ユーザーがサービス内で何かを行おうと試みるその瞬間にリファラルを求めては、ユーザーの立場から心地いいわけがありません。

リファラルを求める際は、作業間の待ち時間や作業終了後に行うのがよいでしょう。

パーソナライズ

パーソナライズが基本のこの時代に、未だにつながりのある友人に対して一度に紹介メッセージを送らせる(もしくはデフォルトで全コンタクトがチェックされている)サービスを多く見かけます。

FacebookやTwitterログインを通じて得たコンタクト情報の有用性は、その量ではなく、個人的な繋がりにあることを忘れてはいけません。

たとえばあなたがカレンダーアプリを提供するのであれば、単純に「一斉送信でこのアプリを勧める」のではなく、「(あなたの友達)Aさんは、スケジュール管理に困っていませんか?」といった文言とともに、パーソナル感を演出するとよいでしょう。

競争原理

Dropboxは、どの大学が最もDropboxを利用しているのかを競わせ、ランキングを発表し、賞品を与えたことで大きなリファラル効果を生みました。

大学という分かりやすいコミュニティを利用したことにより、仲間意識や他校への敵対心が上手く作用した素晴らしい施策です。

ユーザーの特性を理解した上で、リファラル強化に向けてレバレッジをかけられるコミュニティはないか、じっくり考えてみるとよいでしょう。

プロモコードの最適化

インセンティブを与えるなら、長ったらしいプロモコードを使うのはもうやめましょう。

「どうせコピペするから長いリンクでも良いでしょ」という考えは、あらゆるユーザーを想定しているとは言えません。

スマホだとコピペが面倒くさい、そもそもコピペの方法を知らないユーザーも存在するということを想定して、原則短いプロモコードを使いましょう。

たとえばUberのプロモコードは、どのプロモーションを見ても非常にシンプルです。

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UXを高めるTinder風UIで今後が期待される「非」出会い系アプリ10選

なぜTinder風UIが今注目を浴びるのか。

そんな疑問に答えた昨日の記事「Tinder風UIがUXを高める4つの行動心理学的理由」に引き続き、本日はTinder風UIで今後が期待させるアプリ10選を紹介します!

Tinder風UIの強みを活かしたアプリの数々は、今後皆様のアプリ開発にヒントを与えてくれるかも知れません!

5/30更新「『好きより価値を追求しろ』ネットの覇者アンドリーセンが語るプロダクト論」

Tinder

まずはTinderを良く知らないという読者の皆様の為に、簡単にそのUIの特徴を説明したいと思います。

Tinderの魅力は、何と言っても次々に現れる異性の写真をスワイプしながらハートかバツ印で判定していくシンプルなUI。

こちらでインストール(Google PlayApp Store)して体験するのがベストではありますが、「出会い系アプリはちょっと…」という方の為に以下に画像付きの説明を書き下ろしておきます。

Screen Shot 2014-05-27 at 5.57.39

(Tinderの基本画像の下にはハートとバツ印が設置してあります。)

Screen Shot 2014-05-27 at 5.50.12

(相手に好意があるときは、ハートに向けてスワイプします。次の写真が出てきても、同様の作業を繰り返します。)

Screen Shot 2014-05-27 at 5.48.35

(そうでもない時は、バツ印に向かってスワイプします。)

基本的にはこの単純作業の繰り返しになりますが、お互いがハートを付けることでマッチングが成立し、ここで初めてメッセージの交換が可能になります。

昨日の記事ではUIにのみ焦点を当てたため言及しませんでしたが、Tinderが人気を集めた秘密はこのマッチング機能にも隠されています。

今まで出会い系サイトの女性ユーザーは興味のない男性からも大量のメッセージを受信せざるを得ませんでしたが、Tinderのマッチング機能により、自分が興味のある男性からのみメッセージを受け取ることが可能になったのです。

Kwoller

Screen Shot 2014-05-27 at 17.16.12

Kwollerは、Tinder風UIを女性ファッションコマースに応用した最新サービスです。

好みの商品でなければ左にスワイプする動作はTinderそのものですが、右にスワイプするとチェックした商品が「ラブ・リスト」に登録されます。

ラブ・リストに登録された商品はもちろんその場で購入可能であることに加え、値下げされたタイミングでプッシュ通知が届く機能がKwollerの魅力です。

ダウンロードはこちらから

Potluck

Screen Shot 2014-05-27 at 17.47.46

Potluckは、「一口サイズのニュース」を提供して、その内容を友人と共有出来るSNSアプリです。

使い方は以下の通り。

①Potluckが3枚のカード(画像や文章)を使って30秒以内にニュースをお届け

②気になった情報は右スワイプでお気に入りに登録、そうでもないのは左スワイプでポイ

③お気に入りに登録した情報は、後ほど友人とシェアしてそのままチャットを開始することも可能

Tinder風UIとは一見相性の悪そうな文字ベースのカードを含むPotluckですが、文章も一口サイズにすることで、ニュースをTinder風UIに乗せて上手に提供しています。

ダウンロードはこちら

Networkr

Screen Shot 2014-05-28 at 12.15.13

Tinderのビジネス版として期待されるのがNetworkrです。

使い方はTinder同様、位置情報とビジネスに関する興味関心に基づいて「興味無し(Not interested)」か「Let’s connect(つながる)」を選択。

お互いに興味があれば新たなコネクションを開拓することが出来る最新ビジネスアプリです。

ダウンロードはこちら

5/30更新「『好きより価値を追求しろ』ネットの覇者アンドリーセンが語るプロダクト論」

Weave

Screen Shot 2014-05-28 at 13.12.34

Networkrと同様に、プロフェッショナルネットワーキングとTinder風UIを融合させたのが Weave。

使い方もNetworkrとほぼほぼ同様で、まさに競合と言ったところですが、UIのクールさではNetworkrが勝るかと言う印象です。

ダウンロードはこちら

LinkedUp

Screen Shot 2014-05-28 at 13.27.56

WeaveやNetworkr同様プロフェッショナル同士を繋ぐLinkedUpですが、このアプリが繋ぐのはプロフェッショナル同士の恋愛。

「非出会い系アプリ9選」と銘打ちましたが、LinkedUpはWeaveやNetworkrとの対比が面白かったので特別掲載です。

同じ業界にいれば共通の話題も多く、会話が弾む可能性も高まる?

ダウンロードはこちら

BarkBuddy

Screen Shot 2014-05-28 at 23.51.15

お家を無くしたワンちゃんと未来の飼い主を繋ぐBarkBuddy。

Tinder風UIは、ニーズの不一致から生まれる社会問題の解決にも役立っています。

ダウンロードはこちら

5/30更新「『好きより価値を追求しろ』ネットの覇者アンドリーセンが語るプロダクト論」

Stylect

Screen Shot 2014-05-28 at 13.32.48

ファッションと言う広いカテゴリの中でも靴に特化したのがStylect。

全50,000種類の靴をTinder風UIで選定することが出来ます。

色、種類、値段でフィルターをかけることも可能なのは嬉しいですね。

ダウンロードはこちら

HitList

Screen Shot 2014-05-29 at 0.03.32

行きたい観光地をTinder形式で探索できるのがHitList。

「行きたい!」と思った場所までの航空券までお知らせしてくれるのがHitList最大の魅力です。

大まかに都市を選んだ後、その中にある細かな観光スポットまでTinder形式で選んで、自分だけの観光ガイドを作れる機能があっても面白いかもしれません!

ダウンロードはこちら

Mallzee

Screen Shot 2014-05-28 at 13.05.57

最近日本でも話題になったファッションアプリMallzee。

スワイプする度に自分の好みのファッションアイテムを進めてくれる機能はもちろん、ファッションアイテムの購入に迷ったとき、友人に買うべきか否か質問出来る機能も話題を呼んでいます。

もちろん回答もTinder風のスワイプ形式です!

ダウンロードはこちら

Blonk

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求人情報検索の煩わしさをTinder風UIで解決してくれるのがBlonk。

求人誌や求人情報サイトにありがちな情報が溢れすぎていてどれから手をつければよいかわからないという認知的負荷を、1枚のカード形式での表示することにより解消しました。

ダウンロードはこちら

最後に

やっぱ出会いが欲しい。(23歳男性・独身)

(Tinder風UIアプリはまだまだ存在するので、いつかまた別の機会に紹介出来ればと思います。)

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関連記事「アプリ開発者必見!Tinder風UIがUXを高める4つの行動心理学的理由」も是非ご覧下さい!

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