「このアプリ流行ると思う?」 ツイッターCEOが満を持して放つ2014年大注目のソーシャルQ&Aアプリ Jelly

【推定読了時間 3分】

ツイッターのCEO ビズ・ストーンが、満を持して最新アプリ Jelly(ジェリー) を発表しました。

Jelly(ジェリー)はモバイルサーチエンジンとQ&Aサービスを掛け合わせた、いわばソーシャルQ&Aアプリ

ユーザーは知りたい事象に関連する写真を撮影し、自身のソーシャル・ネットワークにアップロードすることで回答が得られる仕組みです。

Jellyの使い方

ジェリーのダウンロードはこちら

①ウェルカムスクリーン

jelly8

スワイプダウンで次画面に進みます。

②連動させたいSNS(フェイスブック or ツイッター)を選ぶ

多くの回答を得るためには、フェイスブックとツイッターの両方を連動することが推奨されます。

jelly10

「Get Started」をタッチしてJellyをアクティベートします。

jelly11

③カメラが起動し、知りたいことに関連する写真を取ります。

jelly2

④質問を記入します。

jelly3

⑤お絵かき機能で質問の意図を明確に出来ます。

jellyoekaki

jelly4

⑥自身の質問履歴が閲覧できます。

jelly9

(早朝に利用したため、残念ながら回答は得られませんでした。)

⑦他ユーザーの質問に回答することも可能です。

jellyanswer

⑧回答出来ない場合はスワイプダウンで次の質問に進みます。

jelly7

ザッカーバーグが標的に?

既にアメリカでは多くの人がJelly(ジェリー)に注目しています。

そんな中、フェイスブックの創始者ザッカーバーグが偶然ジェリーユーザーに思わぬ写真を取られ、大きな騒ぎにもなっているようです。

以下が話題の写真。

jellyzach

そう、ジェリーユーザーはザッカーバーグがメールをしながら運転している瞬間を捉え、「これについてどう思う?」と質問を投げかけたのです。

あまり経緯が分からないので議論は避けますが、ザッカーバーグは思わぬ形でジェリーの注目に火を点けてしまったようです。

まとめ

  • ・ツイッターCEOのビズ・ストーンは、ソーシャルQ&AアプリJelly(ジェリー)を発表しました。
  • ・ジェリーの使い方は本文をご参考下さい。
  • ・ジェリーユーザーがフェイスブック創始者のザッカーバーグがメールしながら運転をしている瞬間を捉え、話題を呼んでいます。
  • ジェリーのダウンロードはこちら

LINEを狙うカカオの「超」ローカル戦略

読了推定時間: 3分

本記事の要点

    • ・インスタントメッセンジャー業界では今生死をかけた熾烈な争いが繰り広げられています。
    • ・アジアではLINEとカカオが熾烈な争いを繰り広げ、東南アジア市場の奪い合いに全力を尽くしています。
    • ・まだまだLINE優勢の様相を呈していますが、カカオが推し進める超ローカル戦略がどこまでLINE追撃に貢献するか注目です。

本文

「インスタントメッセンジャーといえばLINE」

世界で通用する常識だと思っていませんか?

日本では圧倒的な地位を誇るLINEですが、世界ではSnapchat(スナップチャット)、WeChat(ウィーチャット)、Whatsapp(ワッツアップ)と言ったインスタントメッセンジャー(IM)アプリが熾烈なメッセンジャー戦争を繰り広げています。

どのIMアプリもまだ決定的なマーケットリーダーがいない新興国市場への進出を着々と進めており、日本では圧倒的な地位を誇るLINEも同様に世界進出の礎を築いています。

そんなLINEの脅威となり得るのが同じアジア出身のIMアプリカカオトーク

韓国発のカカオトークは同国の市場を制圧し、同様の戦略を取るLINEに追いつけ追い越せとアジア市場の獲得を虎視眈々と狙っている模様です。

カカオトークを取り巻く市場環境

カカオトークが抱えるユーザーは1億3,000万人。

WhatsAppの4億人、WeChatの2億3,000万人、LINEの3億人にはまだまだ及びませんが、地元韓国での総ユーザー数は約3,400万人との報告もあり、既に総ユーザー数の約75%を海外ユーザーで占めていることになります。

もちろん海外ユーザーの割合はLINEも80%を凌ぐと言われ、脱・本国の姿勢は両者ともに変わりません。

また、両者ともにマネタイズを意識したスタンプ及びソーシャルゲーム事業をIMアプリに加えて展開しており、LINEとカカオトークの熾烈な争いは今後も強まることが予測されるのです。

LINEは今期400億円を超える売上を記録するとも予測され、今期の売上200億円を見込むカカオトークは今後最大の競合であるLINEを凌ぐ勢いで成長することが求められます。

苦戦が予想される中、カカオトークはどこに勝算を見い出しているのでしょうか?

カカオの「超」ローカル戦略

インドネシア、ベトナム、フィリピン。

スマートフォン利用率の向上が目覚ましい一方で、IMアプリのマーケットリーダーが未だ確立されていないのが東南アジア諸国です。

カカオトークやLINEが今最も注力する国々であり、北米発のIMアプリに比べて「共通の背景を持つ地域出身」としてカカオは文化的アドバンテージを持っているとも言われています。

しかし、LINEは既にインドネシアで約1400万人のユーザーを獲得しており、IMのネットワーク外部性を考慮するとカカオが単純に新市場の言語を追加しただけではパイの奪い合いに負ける可能性が非常に濃厚なのです。

そんな現状を目前にカカオが打ち出すのが「超」ローカル戦略です。

・地域特化ステッカー

カカオトークでは、単純な言語対応にとどまらず、各市場の文化に合わせた地域限定ステッカー(スタンプ)を提供しています 。

地域限定ステッカー制作の際には必ず各市場のローカルアーティストを採用し、ローカルビジネスを活発にすることで「地域に根ざしたIMアプリ」というブランディング戦略に乗り出しています。

・アジア一極集中

一時はカカオが積極的に参入を目指した南アメリカ市場ですが、コストの高さ故に早々に撤退を決めています。

また、ヨーロッパは文化的に統一性が無く、各文化へのきめ細かな対応が難しいことから参入を控えています。

北米に関しては既にWhatsApp、Facebook、Twitterなどの超競合がひしめいており、今後急いで北米市場に進出する予定はないとも既にカカオは明らかにしてます。

・ブランド刷新

カカオは、「カカオトークと言えば黄色」という本国で成功したブランドイメージを脱ぎ去る覚悟も表明しています。

カカオトークのCEOも米紙に対するインタビューの中で、

「オーダーメイドが(アジア戦略の)鍵になる。韓国では黄色が浸透したが、インドネシアのユーザーはオレンジ色を好むかもしれない。もしそうであればブランドカラーはもちろん、UIを大幅に変更することもあるだろう。」

と大胆なローカル戦略を示唆しています。

もちろんカカオが掲げる超ローカル戦略が新興国市場に既に浸透しつつあるLINEのネットワーク外部性を打ち砕く保証はありません。

しかし、主要サービス、その他サービスラインナップ、海外展開戦略など極めて類似したビジネスモデルで勝負する両者が差別化を図る上で、カカオのローカル戦略はLINEを脅かす武器になる可能性が十分にあると推測してなんらおかしいことはないでしょう。

まとめ

    • ・インスタントメッセンジャー業界では今生死をかけた熾烈な争いが繰り広げられています。
    • ・アジアではLINEとカカオが熾烈な争いを繰り広げ、東南アジア市場の奪い合いに全力を尽くしています。
    • ・まだまだLINE優勢の様相を呈していますが、カカオが推し進める超ローカル戦略がどこまでLINE追撃に貢献するか注目です。

強すぎたバイラル効果 -フェイスブックが抱えるリスク-

「来年にはフェイスブックユーザーが今年の2倍の情報を共有して、再来年には来年の更に2倍の情報を共有すると私は予測しています。」

2008年、フェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグはこう述べました。

メディアは半導体の集積密度が2年ごとに倍増すると提唱したムーアの法則に倣い、ザッカーバーグの発言を「ザッカーバーグの法則」として大きく取り上げ、事実としてその後フェイスブックはザッカーバーグの法則に多かれ少なかれ沿った成長の一途を辿ったのです。

しかし、今フェイスブックの前には、自ら生み出したバイラル効果が1つの足かせとして立ちはだかっています。

幾何学的な情報量の増加は、フェイスブック最大の魅力である情報共有を機能不全に陥れる危険性を孕んでいるのです。

増えすぎた情報量

「フェイスブックユーザーが一日に受け取る友人や法人ページの投稿は平均で1日1,500にも相当する。」

今年の8月、フェイスブックが発表した興味深い発言です。

もしあなたが一日に17時間起きているとすれば、全ての投稿を消化するために毎時間88もの投稿をチェックしなければならず、一般的な日常生活を送っていれば消化できるはずのない情報量があなたのフェイスブックには日々舞い込んでいるのです。

更にこの調子で「ザッカーバーグの法則」が続くのであれば、来年、再来年と、あなたのニュースフィードに舞い込む情報は倍々に増えていくことが予想されます。

フェイスブックのグロースハッカー集団が埋め込んだバイラル効果は、ユーザーの受容可能量をはるかに凌ぐ情報量を生産し、情報共有というフェイスブック最大の魅力に傷をつけかねない程度にまで達したのです。

フェイスブックが編み出した解決法と課題

もちろんフェイスブックは既に「増えすぎたコンテンツ」への対処に取り組んでいます。

フェイスブックは現在も絶えずニュースフィードのアルゴリズムに改善を加え、ニュースフィードに適切な情報が流れるよう、ユーザーの行動履歴やつながりのある友人の行動を正確に解読する努力を続けているのです。

しかし、もちろんアルゴリズムはいつもあなたが欲する情報を届けてくれる訳ではありません

読者の皆様も、一時的にフェイスブックのヘビーユーザーと関係を強めた時、欲しくもないのにその人の情報が次から次へと流れてきた経験はないでしょうか。

不完全なアルゴリズムを原因にあなたは大切な情報を見逃しているかもしれず、フェイスブック最大の魅力である情報共有は今にも機能不全に陥る可能性を孕んでいるのです。

モバイル時代ゆえの苦悩

一昔前、つまりデスクトップでの閲覧がSNSの主流だった時代には、フェイスブックの過大な情報量がもたらす不便も些細な弱点でしかありませんでした。

記事の共有も、近況の報告も、写真の共有も、更にはゲームだってフェイスブックという1つのプラットフォームが全てを解決してくれた(少なくともそういった印象がユーザーの中には根付いていた)のです。

しかし現在ではどうでしょう。メッセージを送りたいならLINEやスナップチャット。画像や記事をを共有したいならインスタグラムやピンタレスト。ゲームだってネイティブアプリの発達により、ソーシャルゲームプラットフォームの必要性はますます薄れています。

スマートフォンやスマホアプリの普及により、フェイスブックの牙城は崩れかけていると言っても過言ではないのです。

フェイスブックの未來

本記事で紹介したフェイスブックの抱えるリスクは、なにもフェイスブックのプレゼンスが近い将来急降下すると示唆するものではありません

フェイスブックは既に多くの人の日常生活の奥深くまで浸透しており、今後も知人間の情報共有プラットフォームとして力を発揮していくでしょう。

しかし、フェイスブックの独壇場を拝めなくなるのは時間の問題かもしれません。

アプリを使い分けるコストが減少する昨今、ユーザーは欲しい機能が全て1つにまとまったフェイスブックのようなプラットフォームよりも、各機能を極めた個別のアプリを好む傾向にますます傾いているのです。

もちろん各機能の最適化はフェイスブックにとって理想の結末ですが、高い技術を持ったスタートアップが数々誕生している中で全ての機能を極めることは非常に難しいと言えるでしょう。

今フェイスブックに最も求められているのは増えすぎたコンテンツの整理であり、この課題は絶え間ないアルゴリズムの改善によってのみ解決され得るのです。

ソシャゲを作るならアジア狙ってアンドロイド対応カジュアルゲーム作ることに決めました

とどまることを知らないソーシャルゲーム市場。

アプリ消費額の大半をソーシャルゲームが占めており、今スマホアプリ市場で最も有望な分野と言えます。

一方で、大局ばかりに目が眩み、

  • ・どのOSを攻めるべきか
  • ・どの市場(国・地域)を狙うべきか
  • ・各市場でどんなゲームが流行っているか

などの細部には焦点がなかなか当たっていません。

そんな現状を踏まえ、今回はアプリ解析プラットフォーム Distimoが公表した2013年のアプリ販売実績を基に、今後ソーシャルゲームで狙うべきセグメントをあぶりだしたいと思います

Google Play vs. App Store 成長比較

アプリ水いい

上の図は、ストア別(Google PlayとApp Store)の1日のアプリ消費額を比較したものです。

2012年にはiOS App StoreがマーケットシェアでGoogle Playを圧倒していましたが、2013年にはGoogle Playが驚異的なスピードで巻き返しを図っていることが分かります。

具体的に数字を見てみると、AppleのApp Storeでトップ200にランクインする アプリの一日の売上は2012年11月の12億円から15億円にあがった一方で、Google Playの同データは昨年の3億5 千万円から12億円にまで上昇しているのです。

Google Play急成長の背景は?

なぜGoogle Playは1年間という短い期間にこれだけの成長を遂げたのでしょうか?

2つの図を見ることでその答えが出てきます。

navsea

上の棒グラフは、2013年に各国でどれだけアプリ消費額が上がったかをパーセンテージで示したものです。

ご覧の通り、トップ3は韓国、中国、日本の東アジア3国が占めており、3番手の日本は4番手のロシアに倍近くの差をつけています

韓国に至っては他を寄せ付けない759%の成長を見せており、アジアの強さが伺えます。

worldapp by device

続いてこちらの図は、主要国におけるアプリ消費額をiPad(赤)、iPhone(オレンジ)、Google Play(青)の3つに分類したものです。

西洋諸国(カナダ、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス+ロシア、オーストリア)を見てみると、iPhonとiPad、つまりiOS App Storeでのアプリ消費額が圧倒的に高いことが見て取れます。

一方アジア諸国を見てみると、日本と韓国ではGoogle Playのマーケットシェアが大きいことが見て取れます。(中国ではGoogle Playが正式にサポートされていないため、iPhone/iPadが100%を占めています。実際には小規模アプリマーケットがいくつか存在し、アプリ消費額の100%がiOS App Storeに由来するわけではありません。)

上記の2つの図から、Google Play急成長の最大の要因は、Google Playのシェアが高いアジア諸国でアプリ消費額が急成長を見せていることに起因していると分かるのです。

その他のソースを見ても、アジア主要国の台湾、シンガポール、香港(地域)ではスマホのOSシェアでAndroidがiOSを上回っています。

サムスンやHTCなどの電子機器製造会社の多くがアジアに拠点を構えていることが1つの大きな背景として挙げられるでしょう。

Google Play vs. App Store 各アプリの課金額ランキング比較

ここまでに、Google Playのアジア市場が著しい成長を見せていることを突き止めました。

では、実際にどんなアプリを作ればアプリ製作で一山当てることができるのでしょうか?

それぞれのアプリマーケットでどんなアプリが高い売上をあげているのか、見てみましょう。

1212 12123

左の表は、iOS App Storeのアプリ別売上ランキング、右の表はGoogle Playのアプリ別売上をランキング化したものになります。

重複を除いた8つのアプリの内、なんと7つのアプリがソーシャルゲームであることが分かり、フリーミアムのソーシャルゲームがいかにホットな分野かお分かり頂けると思います。

また、欧米に強いiOS App Storeではクラッシュ・オブ・クラン、ヘイデイ、ホビットなどのロールプレイング色の濃いゲームが人気である一方、アジアで高いシェアを誇るGoogle Playではパズドラ、キャンディクラッシュサーガ、LINEポコパン、みんなのマーブル for kakaoのようなカジュアルゲームが人気を博しているようです。

ソーシャルゲームで一攫千金を狙うなら、このトレンドもしっかり抑えておきたいですね。

まとめ

  • ・Google PlayがiOS App Storeを圧倒するスピードで成長しています。
  • ・その背景にはAndroidのシェアが高いアジア諸国でアプリ消費額が急成長を見せていることがあるようです。
  • ・アプリ別で見るとやはりソーシャルゲームの売上は高く、アジアではカジュアルゲームが人気を博しています。
  • ・ソシャゲを作るならアジア狙ってアンドロイド対応カジュアルゲーム作ることに決めました

フェイスブックに「やだね!」もやってきた

「フェイスブックに動画広告がやってきた」ニュースをお伝えしたばかりですが、どうやら「やだね!」もやってきたようです。

やだね!はメッセンジャーにのみ投入

以前から囁かれてきたフェイスブックの新機能「やだね!」が、ついにフェイスブックメッセンジャー限定で登場しました。

yadane

今回のアップデートでは、「やだね!」の他にも様々なステッカーが新たに追加されました。

例えば親指を下に向けた「やだね!」の他にも、

sticket

  • ・キラキラした「いいね!」
  • ・ハート
  • ・アロハ(親指と小指をたてる)
  • ・花束
  • ・ピース
  • ・拳

などのステッカーが新たに追加されています。

しかし、今回の「やだね!」投入はあくまでメッセンジャーアプリ限定のもの。以前より囁かれていた一般投稿への「やだね!」はまだ実現には至っていません。

いじめ問題やフェイスブック全体のイメージの問題もあると思いますが、皆様だったら「やだね!」も「いいね!」と同じくらい活用しますかね?

【有名スタートアップで働こう!】 求人広告から見るグロースハッカーの資質-Lyft編-

「Lyftはサンフランシスコのグロース・チームで働くグロースハッカーを募集しています。」

今アメリカで流行りのライドシェアサービスについて調べ物をしていた時に見つけた求人広告です。

Lyftといえば、同業最大手のUberに並んで今大きな成長を見せるスタートアップの1つ。

もちろんサービスの拡大に伴いチームを増員するのは当然な訳ですが、「グロースハッカーを募集」というなんとも直接的な勧誘文句には思わず驚きました。

更に「growth hacker jobs」なんて調べてみると、世界中で同じような求人広告が多く出回っていることも分かりました。

そこで今回はLyftの求人広告に焦点を当て、グロースハッカーに求められる資質や経験を探求します!(あわよくばシリーズ化を狙っています。)

Lyft

前述のとおり、Lyftは今アメリカで流行中のライドシェアアプリを開発したスタートアップの1つです。

2012年のローンチ以降瞬く間に頭角を表したLyftは、現在までに約83億円の資金調達に成功しています。

そんなLyftが自社サイトの採用ページに掲載した一枚の求人広告がこちら。

growthhackappli

 

 

「Lyftはサンフランシスコのグロース・チームで働くグロースハッカーを募集しています。」というなんとも強烈な1行で始まるこの求人広告。

成長いちぢるしいスタートアップはどんなグロースハッカーを求めているのか、じっくり見てみましょう!

Lyft求人広告日本語訳

マーケティング(職種)

Lyftはサンフランシスコのグロース・チームで働くグロースハッカーを募集しています。

Lyftは、サービスの成長促進、マーケティング、技術担当の交差点で高い能力を発揮し、迅速でスケール可能な戦略をもってLyftの拡大に努めるグロースハッカーを求めています。

求められる人材は、枠にとらわれない考え方が出来る徹底的な現場主義者。

数字、API、コンピューターが大好きなことはもちろん、試行錯誤を重ね常にサービスの改善にコミット出来る人材を求めています。

あなたの職務

  • ・戦略や戦術の構築と実行に努め、Lyftを新たなマーケットに導入する。
  • ・解析と継続的なテストでユーザー獲得率及びコンバージョンレートを改善する。
  • ・ユーザー獲得及びコンバージョンチャネルの改善によりバイラル効果を最大化する。
  • ・チームメンバーの士気を高め、Lyftを次のレベルへと誘うツールを開発する。

あなたの経験

  • ・3~5年以上のマーケティング、ユーザー獲得、データ分析の経験
  • ・クリエイティブなユーザー獲得戦略を実行した経験
  • ・卓越した数値分析、戦略構築、問題解決能力
  • ・スタートアップでの経験があると尚良し。

あなたのスキル

  • ・絶えず変化する厳しい環境で高い能力を発揮する学習能力
  • ・アイディア構築から実行に移すまでのプロセスを卒なくこなすセルフスターター
  • ・絶えず変化する環境でも優先順位を柔軟に調整して最高のパフォーマンスを発揮する能力
  • ・与えられた日々の仕事の範囲を超えて組織全体の成長に貢献するチームプレイヤー

ボーナスポイント

  • ・Lyftの熱狂的ユーザー
  • ・HTML/CSS/Javascript/SQL
  • ・フェイスブック、ツイッター、リンクトインのツール及びAPIへの見識
  • ・コンピューター・サイエンスへの見識

まとめ

  • ・グロースハッカー生誕の地アメリカでは、グロースハッカーの採用も活発になっています。
  • ・新進気鋭のスタートアップLyftでも、「プロダクト愛」、「プログラミングスキル」、「SNSに関する見識」などなど、当ブログで幾度と無く登場したグロースハッカーの特徴が求められています。
  • ・今後も様々な有名スタートアップの求人広告を紹介して、いつか読者の皆様からグロースハッカーが誕生することを期待しています!

【ウェブ担当者必見】Instagram脅威の対広告「イイね!」率5%

以前、「Instagramで最もフォローされてる10のブランド」の中でインスタグラムが広告からの収益化に踏み出したニュースをお伝え致しました。

本日はそんなInstagram広告に関する続報です。

脅威の「イイね!」率5%

FacebookやTwitterでは広告の氾濫が批判に晒されている中、Instagramが驚くべき数字を公表しました。

インスタグラムCEOのケヴィン・シストロムの発表によると、広告第一弾として注目を集めたLevisやマイケル・コースの広告のインプレッションに対して、なんと5%が「イイね!」をつけたとのこと。

instamk

こちらがマイケル・コースが投稿した実際の広告。

さすがファッションブランドといったオシャレな画像ですね。

インスタグラムの広告導入はかなり話題になっていたため、もちろんその効果も5%という数字に多かれ少なかれ反映されていることは間違いないでしょう。

しかし、デザイン思考が強くファッションに敏感と言われるインスタグラムユーザーとアパレルの相性の良さに疑いはありません。

広告画像のクオリティやファッション性は、CTRの高さに大きな影響を及ぼすと言えるでしょう。

インスタグラムが抱える課題

脅威のイイね!率だけを見ると万事順調に思えるインスタグラムですが、もちろん課題は残されています。

その最たるものがロケーションサービス。

写真が撮られた場所を特定することでイベントの告知も可能にしたいのがInstagramの本音でしょうが、ユーザーがプライバシーの公開にどんな反応を示すか、まだ見計らっているのが現状です。

検索機能も課題の1つ。

現在はTwitterのようなハッシュタグ検索にのみ対応していますが、今後スケールを図るためには、既存ユーザーの中心である若者以外にもターゲットを広げなければなりません。

今後はFacebookのようなテキストベースの検索機能に移行することも予想されますが、Facebook化の危険もあり、ある程度慎重になるのも当然です。

まとめ

  • ・インスタグラムは対広告「イイね!」率が5%を超えたと発表。広告プラットフォームとしての可能性を感じさせます。
  • ・やはり強いのはアパレルなど、画像広告が活きる業界と言えそうです。
  • ・検索機能やロケーションサービスなど課題も多いInstagram。今後の対応が広告プラットフォームとしての価値を左右しそうです。

Instagramで最もフォローされてる10のブランド

写真や動画の撮影、編集、共有が楽しめる無料アプリ Instagram(インスタグラム)。

Instagramを使ったことのない人も、FacebookやTwitterを通じてこんな感じの色味が特徴的な写真を目にすることが多いのではないでしょうか。

2012年のFacebookによる買収、ショート動画機能の追加など、様々なニュースを振りまいてきたInstagramですが、このほどついに本格的にマネタイズの局面に入りました。

こちらがこのほどInstagramが米国ユーザー向けに実験的に提供した広告。

instaads

FacebookやTwitterの広告同様、「”Sponsored”(スポンサー広告)」のマークでユーザーが広告を目的としない投稿と判別できるようになっています。

現在は地域限定の実験的段階ですが、今後は世界中のInstagramユーザーに広告が配信される予定。

Webマーケティング担当の皆様にとっては、有望なSNSマーケティングプラットフォームがまた1つ増えることになります。

そこで今回は、Instagramユーザーがどのようなブランドを好んでフォローしているのか、今後のマーケティング活動の参考にご紹介致します!(米国データ)

instarank

英語のデータなのでズラッとご説明致しますと…

  1. ザ・エレン・ショー(エレン・デジェネレスが司会を務めるトークショー)
  2. ナショナル・ジオグラフィック(自然科学系非営利団体/テレビ番組/雑誌)
  3. ヴィクトリアズ・シークレット(女性用下着ブランド)
  4. ナイキ(スポーツブランド)
  5. フォーエバー21(ファストファッションブランド)
  6. ルブタン(靴ブランド)
  7. MTV(エンタメメディア)
  8. スターバックス(コーヒーショップ)
  9. 9GAG(ユーザー投稿型「お笑い」サイト)
  10. スニーカー・ニュース(その名の通りスニーカーに関するニュースを提供するウェブサイト)

このようなランキングになっています。

1位のザ・エレン・ショーをはじめ、画像を中心としたアプリ Instagramではやはりエンタメ系のブランドが強いのが見て分かります。

一方で見逃せないのはアパレルブランドの活躍。

  1. ヴィクトリアズ・シークレット(女性用下着ブランド)
  2. ナイキ(スポーツブランド)
  3. フォーエバー21(ファストファッションブランド)
  4. ルブタン(靴ブランド)
  5. スニーカー・ニュース(その名の通りスニーカーに関するニュースを提供するウェブサイト)

と、トップ10の内なんと5つもの枠をアパレル関連ブランドが占めているのです。

loubutin vicsec

こちらはルブタン(左)ヴィクトリアズ・シークレット(右)のInstagram画像。

思わずイイね!したくなるかっこいい画像が、10~20代を中心とするInstagramユーザーに好意的に受け入れられているようです。

広告から直接売上に繋がらずとも、成功すればブランド力の向上は確実。

アパレル業界のウェブ担当者の皆様は、Instagram広告導入のニュースから今後も目が話せませんね!

今最もグロースハックしてるアプリ トップ10

今最もグロースハッカーが集まるフィールドといえばやっぱりアプリ業界。

サービス立ち上げの簡単さから、今年も次々に新作アプリが世界各地でリリースされています。

これだけ参入障壁が低いともちろん競争も激しい訳ですが、今日は2013年度第1~3四半期中に最も成長したアプリトップをカウントダウンでご紹介致します!

10. Facebook Messenger (107%増)

皆様ご存知 Facebook が今年フルリリースした Facebook Messenger。

他のアプリを利用している時でもすぐにインスタントメッセージが開ける(閉じれる)チャットヘッド機能は使い勝手がよく、筆者も愛用しております!

9.Foursquare (108%増)

ロケーションアプリの定番 Foursquare。

友達のチェックイン情報をチェック出来るだけでなく、チェックインした場所を時系列に追える機能も人気です。

8. Twitter (109%増)

言わずと知れたマイクロブログサービスTwitter。

IPOを控え収益構造の変化が予期される中、今後どのようなサービスが展開され、ユーザー獲得(離れ)に繋がるのか楽しみです。

7. Youtube (110%増)

その勢いはアプリとしても健在のようで、順調にユーザー数を伸ばしています。動画投稿サイトとしてウェブ上では圧倒的な存在感を放つYoutube。

6. Skype (111%増)

VoIP/IMサービスとして根強い人気を誇る Skype。

私が15~6歳の頃から使っていることを考えると、変化が著しいテック業界で非常に長く親しまれていると言えるでしょう。

5. Facebook (115%増)

10位の Facebook Messengerの本体アプリであるFacebookが5位にランクイン!

モバイル向けの広告システムも日々使い勝手がよくなり、Webマーケティング担当者も動向が気になるアプリの1つです。

4. WhatsApp (123%増)

What日本ではLINEの圧倒的人気に影を潜めていますが、世界でIMサービスとしての地位を着実に固めるのがWhatsapp。.

3億人ユーザーを突破した今、LINEを追い抜く日も近い!?

3. Instagram (130%増)

カメラアプリの絶対王者Instagramaが3位にランクインです。

写真とって、編集して、SNSで共有しての流れを作ったと言っても過言でないInstagramですが、最近では動画サービスもスタート。

動画もラクラクスマートフォンで編集できる機能の人気は3位という数字にもしっかり表れています。

2. flickr (146%増)

写真やビデオのオンライン共有スペースといえばflickr。

スマートフォンの撮影及び編集機能が日増しに向上する昨今、flickrの人気も比例して上がっている様子です。

実は私もプライベートや仕事でお世話になっております。

1. Vine (403%増)

圧倒的数値でトップにランク・インしたのは、Twitterが贈るショートビデオアプリ Vine!

もちろんトップ10圏内では今年正式にローンチした唯一のアプリなので当然といえば当然ですが、非常に勢いのあるアプリだということに間違いはありません。

トップ3は全て画像・動画に関連するアプリ。

2013年のキーワードは(まだ終わっていませんが)、画像・動画の共有と編集だったことが分かります。

もちろんこれらのアプリ、マーケティング担当の皆様にとっては娯楽のためだけでなく、お仕事の味方になってくれることもしばしばですよね?

今後はグロースハックがそれぞれのアプリをどのようにマーケティングに活用しているかもどんどんご紹介していくのでご期待下さい!