Code.orgの「5日で1,500万ユーザー獲得」を支えた立役者って何者?

コーディング学習サービス「Code.org」が提供するコード学習アプリ「Hour of Code」が、たった5日間で1,500万人のユーザー登録を達成しました。

1,500万人といえば、あのフェイスブックが3年かけてようやく達成したユーザー数。Code.orgはいかにしてこの偉業を成し遂げたのでしょうか。

Optimizely

Optimizely(オプティマイズリー)」は、サイトデザインの変更が各種メトリックにどのような影響をもたらすかを可視化するA/Bテストに特化したグロースハックツールです。

以下の動画からお分かり頂けるように、Optimizely(オプティマイズリー)を使えば、デザインや文言の変更と変更によるコンバージョンレートの推移の計測が簡単に実行出来るのです。

今流行りのバイラルメディア「Upworthy」やおしゃれなデザイン雑貨や家具の通販で人気の「Fab.com」も、このOptimizely(オプティマイズリー)を利用してユーザー獲得を大きく改善したことで知られています。5日間で1,500万人のユーザー獲得に成功した「Code.org」の「Hour of Code」は、Optimizely(オプティマイズリー)の実績に更なる華を添えたと言えるでしょう。

では、実際にCode.orgはどんなA/Bテストを行なったのでしょうか?

Code.orgがこだわった2つのポイントを見てみましょう。

①ユーザー登録ボタンの文言

Code.orgがランディングページの最適化で特にこだわったポイントの1つがユーザー登録ボタンの文言です。

「そ、そんな細かいところ…」と思われるかもしれませんが、グロースハッカーはこうした些細な箇所ひとつひとつにこだわり、結果としてサービスに大きなグロースをもたらしています

実際に有名サービスのユーザー登録ボタンの文言を見てみると、それぞれ違った文言を使用しており、正解が1つではないことがお分かり頂けるかと思います。

サインアップ(Evernote)

サインアップ2(Facebook)

サインアップ3

(Twitter)

Code.orgは「join us(参加しよう)」と「learn more(詳しく見てみる)」の2種類の文言でA/Bテストを行なった結果、「join us」の方がより良いコンバージョンレートをもたらすことを突きとめました。

「Hour of Code」は、「全ての学生が1時間でもコンピューターサイエンスを学ぶ機会をもつべき」という理念に基づいたプロジェクトであり、「コミュニティに加わろう」というメッセージ性がより強い「join us」が効果的だったことも肯けますね。

②キャンペーンメッセージ

21世紀へようこそ。私達が1,000万人の学生とコンピューターサイエンスを引き合わせるための力になってください。必要なのは1時間のコーディングだけ。(Welcome to the 21st Century. Help us introduce 10 million students to computer science. All it takes is one Hour of Code.)」

上記はローンチ直後に用意された「Hour of Codeの」キャンペーンメッセージですが、こちらもOptimizely(オプティマイズリー)で最適化した結果、「全ての学生に1時間のコーディングを。コンピューターサイエンスは全ての生徒にとっての基礎となります。1,000万人の学生がコンピューターサイエンスに触れるための力になろう。必要なのは1時間のコーディングだけ。(An Hour of Code for every student. Computer Science is a foundation for every student. Help introduce it to 10 million. All it takes is one Hour of Code.)」に変更されました。

optimize

英語なのでニュアンスは伝わりづらいかもしれませんが、「Hour of Code」のユーザー登録ボタンの文言とキャンペーンメッセージを最適化しただけで、800万人以上のユーザー登録にOptimizely(オプティマイズリー)は貢献したと言われています。

Code.orgに既に一定の認知度があったことに間違いありませんが、小さい変化が大きな効果を生む、グロースハックの素晴らしい一例であることに間違いはありません。

早速フェイスブックのPaperをダウンロードしてみた【動画付き】

前回の記事でお伝えしたPaperが、このほどついにローンチに至りました。

アメリカ版App Storeでのみダウンロードが可能ですが、今回は独自の(?)経路でPaperを入手出来たので、早速動画を共有します!

注意:とても寂しい動画です。あの動画通りのUIだけでも伝わればと思ったんです。

プロモーションビデオのインパクトが非常に強かったので、若干期待をふくらませすぎてしまった感は否めませんが、アプリの体験としてはかなり上質なものに違いありませんでした。少しでも早くPaperが日本の皆様の手の中に届くことを願います!

継続ユーザーを増やしたいなら、まずはユーザーを「調教」しよう

ユーザーのアプリ継続利用率(リテンション)は、アプリを初めて使った時の経験(アクティベーション)に大きく左右されます。

初回体験で期待を裏切らない、そして期待を超える満足感を与えることはもちろんですが、初回体験の満足度最大化の前提にあるのは「アプリの使い方に対するユーザーの理解」。そしてこの理解に欠かせないのが、「ウォークスルー」や「ツアー」とも呼ばれる、アプリ初回体験時につきもののアプリ内の利用ガイドです。

本日は、最適な利用ガイドが持ち合わせる特徴4選と、アプリをダウンロードせずとも利用ガイドを擬似体験できるとっておきのウェブページをご紹介致します!

最適なアプリ利用ガイドが持ち合わせる特徴4選

①コア機能だけ紹介

実際にアプリを使う前にダラダラと各機能を説明していては、ユーザーが利用ガイドを飛ばしてアプリを使い始めてしまいます。そしてもちろん正しい使い方も、機能の魅力も伝わらないままユーザーがアプリを使い始めれば、初回体験を最適化することはできません

①斬新、②機能が多い、③使い方が複雑なアプリほど、コア機能に焦点を当てた利用ガイドを作成しましょう。

Foursquareの利用ガイドはコア機能のみに焦点を絞った良い例と言えます。後述の体験ページを使って、そのシンプルさを体験してみましょう!

us

②ゲーミフィケーション

多くの人にとって「説明書」を読む作業は退屈なこと。同じように、アプリの利用ガイドも単なる説明書になってはせっかくの初回体験を台無しにしてしまいます。

そこで取り入れたいのが、グロースハックでもおなじみゲーミフィケーション。 利用ガイドをいくつかのタブに分けてユーザーに「ゴール地点」を認識させたり「あともう少し!」などのメッセージを挿入したりすることで、利用ガイドに対するエンゲージメントを高めることが可能です。

③実際に利用しながら使い方をガイド

どんなに良い利用ガイドを作っても、ユーザーはいち早くアプリを体験したいもの。そんな時は、ユーザーに初期設定をさせながらコアな機能を同時進行で説明してあげましょう!

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上図は、ピンタレストの利用ガイドです。

ピンタレストの最重要機能の1つである「ピンする」を、実際のプロセスを体験させながら説明することで、「説明→利用」の手間を見事に省いています!

④サインアップしながらガイド+利用体験

最後の特徴はどのアプリやサービスにも当てはまるものではありませんが、コーディング学習サービスCodeacademyが実践する素晴らしいユーザー教育プロセスを紹介しておきましょう。

ユーザーは、以下の画像のようなUIとチュートリアルに沿って、サインアップする前にコードアカデミーの「授業」を体験できます。

ggggg

しかし、ステップを踏んでいくと、コーディングの授業内で名前やEmailアドレスと言った個人情報の入力を求められ、授業が終わった時にはサインアップが終了してしまう、とにかく自然すぎる「サインアップ+初回体験+利用ガイド」プロセスを実現したのです。

どのアプリにも当てはまるわけではありませんが、思わず見習いたくなる自然なプロセスです!

今すぐ秀逸な利用ガイドを体験したいあなたに

英語ではありますが、秀逸なアプリ内利用ガイド9つを、アプリのダウンロードを行うこと無く疑似体験できるウェブページを見つけました。

英語に臆すること無く、そのシンプルさと所々に垣間見える技術をを是非体験してみましょう!

URL: http://appdemostore.blogspot.jp/2013/06/great-in-app-tours-tutorials-and.html

フェイスブックの新ニュースアプリ「Paper」のUIが美しすぎる【動画付き】

以前にも情報をお伝えしたフェイスブックのニュースアプリ「Paper」が、このほどフェイスブックより公式に発表されました。

美しすぎるそのUIは、早速世界中のフェイスブックユーザーを魅了しています。

動画で見るPaperの美しすぎるUI

ニュースの読み方を変える、「美しすぎるUI」を動画でご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=IhrbT9O6kW8

ご覧のように、従来のフェイスブックのUIとは一線を画す、芸術をも感じさせるUIとなっています。UIやアプリ全体に関して特筆すべき点を以下にリスト化してみました。

  • ・従来のボタンベースのUIからジェスチャーベースに変更
  • ・不必要なボタンを取り除き、フルスクリーンでコンテンツを満喫できる
  • ・コンテンツ配信元に訪問せずに外部コンテンツの閲覧が可能
  • ・興味関心に基いて、外部コンテンツのキュレーションが可能
  • 端末本体を傾けることで、大きな写真もパノラマで閲覧可能

などなど、とにかく既存のフェイスブックアプリが提供するUXからの根本的な変化が見受けられます。

Paperの製作は、フェイスブック内に在籍する「フェイスブック・クリエイティブ・ラボ」と呼ばれる15人ほどの少人数のチームが約1年かけて制作したものです。

フェイスブック創始者のザッカーバーグは、2014に6つほどの新しいアプリを発表すると発言しており、フェイスブック・クリエイティブ・ラボが送るその第一弾はまさに華々しいスタートを切ったと言えるでしょう。

ローンチは米国時間2月3日を予定。残念ながらアメリカ国内のみのローンチですが、早く日本でもPaperの「美しすぎるUI」を体験してみたいものです。

あの有名IMアプリが仕掛ける「強制グロースハック」

WeChat(ウィーチャット)」。

LINEのユーザー数3億に迫る2億7,000万人のユーザー数を誇る中国発のインスタントメッセンジャー(IM)アプリです。

LINE、Kakao、Whatsapp、Snapchatなどなど、IMアプリ業界は規模の大きいサービスが複数混在。そんな中、この度このWeChatが「強制グロースハック」とも呼べる手荒なキャンペーンを仕掛けてきました。

「友達5人紹介で2,500円キャッシュバック」

wecha

その「強制グロースハック」とも呼べるのが、このほど米国ユーザー向けにWeChatが展開した「友達5人紹介で$25(≒2,500円)をキャッシュバック」キャンペーンです。

その詳細はというと、

  • ・既存ユーザーはグーグルアカウントとWeChatを同期
  • ・見込みユーザー(米国在住に限る)にWeChatを招待
  • ・招待された見込みユーザーの内、5人が招待を受諾した段階で米系レストラン専門クーポンサイト「Restaurant.com」から$25分のギフトカードが贈呈

というもの。

対象は米国ユーザーに限るという点から、WeChatが北米進出に向けて大きく動き出したことが伺えます。

「強制グロースハック」に対する批判と懸念

また、「良質な製品を作って、良い製品だということが口コミで伝わる仕組みを埋め込もうという考え方」であるグロースハックというコンセプトに逆行し、お金でユーザーを釣ろうという強制的なグロースハックキャンペーンには様々なテック系ニュースでも早々に話題と批判が巻き起こっています。

過去にも「友達を紹介したら○○の機能が使えます」といった強制グロースハックはいくつか存在してきましたが、多くのスタートアップは金銭的インセンティブを与えられるほどの体力がないのも事実で、WeChatが仕掛けるキャンペーンは強制グロースハックの中でも最も力強いと言えるでしょう。

一方で、心配されるのは「リファラル(招待)後の離脱」
IMアプリには「多くのユーザーが使えば使うほど利便性が高まる」ネットワーク外部性が存在し、Facebook Messenger、Whatsapp、Snapchatなどが高いプレゼンスを誇る米国では、一度招待を受諾したユーザーもすぐに利用を停止してしまう恐れがあるのです。

KakaoやLINEと同様、WeChatもゲームとIMを連動させる戦略実現に成功していると伝えられていますが、果たして今回の強制グロースハックが本当に米国進出のカギになるのか、観ものと言えるでしょう。

まだまだあった!共有経済モデルのウェブサービス 6選【第2弾】

「共有経済」

昨日の記事でもお伝えした通り、本来であれば非可分とされた私有財産やサービスをウェブの力を利用して共有し、より効率的な消費を促進する概念です。

更にリサーチを進めてみると、昨日紹介した以外にも複数のサービスが確認出来たので、本日はまだまだ知られていない意外な共有経済型ウェブサービスを6つご紹介致します!

その車使ってないなら… 「Getaround」

getaround

「見ず知らずの人とライドシェアはしたくないけど、使ってない車は上手く利用したい。」なんてお考えの方に打ってつけなのが「Getaround(ゲットアラウンド)」。

ゲットアラウンドを使えば、あなたが所有する利用頻度の低い自家用車をレンタカーとして貸し出すことが出来るんです。

ゲットアラウンドを利用するドライバーは、運転履歴のスクリーニングが義務付けられているだけでなく、料金には最大で$1,000,000(約1億円)の保証が受けられる保険代も含まれているため、安心して車を貸し出すことが出来ますね!

この街の観光なら任せて!「Vayable」

vayable

食べログを使ってあなたの大好きなレストランにレビューを書くように、あなたの大好きな街を案内して、尚且つ報酬をもらえたとしたらそんな嬉しい事はありませんよね?

そんなアイディアを形にしたのがVayable(ヴァイアブル)。ヴァイアブルは、観光スポットの知識や案内スキルを旅行者に共有することで報酬が支払われる新たな共有経済型ビジネスなんです。

2020年に東京オリンピックを控える日本でもニーズが拡大することは必至であり、共有経済型ビジネスの中でも日本で特に大きなチャンスを持っていると言って過言ではありません!

ドライブに付き物のあの心配を解消!「ParkingPanda」

parking pand

家族でショッピングモールに来たはいいものの、パーキングエリアが満杯…なんて経験はありませんか?

そんな不便を解消することが期待されるのが駐車場共有サービス「ParkingPanda(パーキングパンダ)」です。

パーキングパンダを使えば、貸し手のユーザーは私有の空き駐車場のスペースと時間(もしくは1日)あたりの利用料金を設定し、あとは近くで駐車場が見つからず困っている借り手ユーザーの連絡を待つだけ!楽しい休日を台無しにしてしまう心配ももうありません!

駐車料金が高い都心や、観光スポット周辺などでは大きな需要が期待できそうですね!

これぞ本物の共有経済!「NeighborGoods(ネイバー・グッズ)」

neigborgoods

実際のモノを、ニーズに応じて無償で共有出来るプラットフォームが「NeighborGoods(ネイバー・グッズ)」です。

一方のユーザーが「掃除機使ってないけど、今使いたい人いる?」と投稿すれば、必ずしもそのユーザーが必要としているものを所有していない場合でも、その掃除機を無償で借りることが出来るネイバー・グッズ。信頼に基づいた共有経済の真骨頂を行くサービスであり、顔の知れた隣人や友人との相互利用で利便性と安全性が期待できそうです。

現在はSocius Labsに買収され、今後はマネタイズに向け着実に動き出していくことが予想されます。

自宅のネット回線もシェアの時代!「fon」

fon

fon(フォン)」は、自宅に専用のルーターを設置し、ネット回線を全世界のfonユーザーのアクセスポイントの1つにすることで、自身も世界中のfonユーザーのアクセスポイントを利用できるようになる、モバイル時代の共有経済型サービスです。

fonユーザーが提供するアクセスポイントは全世界に400万箇所存在する為、海外に行っても安心してネット環境が整いそうです!

もう独りでご飯なんか食べられない!「EatWith」

EatWith3

「みんなで食べる食事は美味しい」という多くの人が抱く気持ちを形にしたのが食事体験を共有できるプラットフォーム「EatWith(イート・ウィズ)」です。

仕組みはというと、ホスト側は美味しい料理と暖かな雰囲気を、ゲストはおもてなしに対してホストが提示する料金を払うというシンプルなシステム。

異文化交流をテーマに掲げており、旅先でアットホームな雰囲気の中食事を楽しみたいユーザーを中心に人気を博しています。

まとめ

2日間にわたってご紹介した12の共有経済型ウェブサービス、いかがでしたか?

まだまだ日本では知られていないサービスばかりでしたが、トレンドの取り入れが早い日本で流行る可能性は大きいと言えるでしょう。

今後もどんな共有経済型サービスが登場するのか、楽しみです!

シリコンバレーの最新トレンドを先取り!「共有経済」を駆使したサービス事例6選

【01/22追記 共有経済型サービス紹介第二弾を追加】

資本主義の大国のアメリカにおいて、そのイデオロギーを揺るがしかねない大きな変化が起きています。

その中心にあるのが「共有経済(シェアリング・エコノミー)」という概念。

シリコンバレーを中心に、新たなITトレンドとして注目を浴びるキーワードです。

共有経済とは、本来であれば非可分とされた私有財産やサービスをウェブの力を利用して共有し、より効率的な消費を促進する概念です。グロースハックで一躍人気サービスに上り詰めたAirbnbも、一定期間利用されていないスペースや住居を期間限定で貸し出すという点で、共有経済をモデルにしたサービスであると言えます。

この1~2年で一般的になってきた共有経済という概念ですが、ここへ来て様々なサービスが共有経済をモデルに続々と登場しています。

本記事では、2014年大注目の共有経済型サービスをまとめて6つご紹介致します!

間貸しに旅の宿にもってこい! 「Airbnb」

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Airbnb(エアー・ビー・エヌ・ビー)は、「ホスト」と呼ばれるスペースの提供者が、短期的なステイやパーティーの開催を希望する「ゲスト」に対して、利用されていないスペースを貸し出すウェブサービスです。

従来であれば無駄になっていたスペースを貸し出すことで、限られた空間の利用を大きく効率化した共有経済型サービスの最も有名な例と言えるでしょう。

米系オンラインクラシファイドとして有名なcraigslistへの自動投稿を機に(当時craigslistはAPIを提供していませんでした)爆発的な成長を遂げたグロースハックの見本としても有名ですね。

一緒に乗らない? 「Lyft」

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Lyft(リフト)は、同じ(もしくは近くの)目的地に向かうユーザー同士をつなぐライドシェアサービスです。

ガス代やレンタカーだけでなく、排気ガスの削減にもつながるエコな共有経済型サービスです!

面倒なタスクは誰かにやらせちゃえ!?「TaskRabbit」

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シェア出来るのは何も車や家だけではありません!TaskRabbit(タスクラビット)を使えば、買い物や日曜大工といった自分でも出来るけどちょっと面倒な用事を近隣住人にお願いすることが出来るんです!

もちろん使い方も簡単!

  • ・タスクを依頼したいユーザーは、タスクに関する詳細とタスク完了時に支払う報酬を入力
  • ・タスクを発見したユーザー(タスクラビッツ)は、いくらの報酬なら受諾できるか条件を提示
  • ・依頼したユーザーは、報酬や過去の評価を基に依頼先を決定

どこかで見覚えありませんか?

そう、タスクラビットは、ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスの日常生活版。ユーザーが持つスキルを共有するという意味で、これもまた共有経済型モデルと言えるのです!

ペットは大事…でも旅行にも行きたい…「DogVacay」

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Airbnbのペット版と呼ばれ注目を集めるのが「DogVacay(ドッグ・ヴァケイ)」。

「海外旅行に行きたいけど、ペットのワンちゃんを置いていくわけには行かないし、ペットホテルはケージに入れられて可愛そうだし…」という愛犬家最大の悩みを、同じ愛犬家同士をつなぎ、ペットホテルの代わりを提供することで解消してくれるんです。

繊細なワンちゃんには不向きかもしれませんが、充実した保険やレビュー制度により、安心して旅行に出かけられそうです!

自慢のスキルをネットショップで販売!「Zaarly」

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タスクラビットが依頼側が先導するディマンドプルの共有経済型サービスなら、Zaarly(ザーリー)はスキルを持った供給サイドが引っ張るクラウドソーシングサービスです。

ザーリーでは、ユーザーがまるでネットショップを運営する感覚で自身のスキルを販売することができ、お菓子作りやギフトラッピングなど、手間とセンスが必要なタスクを販売するユーザーが多く見られるようです。

高価な教科書とはもうおさらば!「Chegg.com」

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私も大学時代にお世話になったのが、教科書レンタルサービス「Chegg.com(チェグ・ドットコム)」。

いい成績は取りたいけど、どうせ数ヶ月しか使わないのに高価な教科書を購入するのは嫌だというジレンマを解消しました。

教科書のセレクションも大手ブックストアに負けず劣らずの豊富さで、まともに教科書を買っていたことを思わず後悔してしまうとっても便利なサービスです。

日本では著作権法の都合で教科書レンタルはまだまだ障壁が高いように思えますが、もしあったらお金のない学生には打ってつけですね!

まとめ

今回は6種類の共有経済型サービスを紹介しましたが、実は各サービスには特徴が類似する競合サービスがいくつも存在しています。

競合の多さは共有経済型サービスの盛り上がりを示しており、今後もユーザーのニーズに応える新しいサービスが続々登場することに期待です!

【01/22追記 共有経済型サービス紹介第二弾を追加】

日本の全スタートアップ必見!株式会社ナナメウエCCO 石濱嵩博氏が語る、2014年注目の急成長ベンチャーの裏側!

まえがき

日本発スタートアップの成長の裏側に迫るgrowth hack japanインタビュー企画 『hacktalk』。

記念すべき第1回目のhacktalkは、現在までにKenstagramやSlideStoryを含む10以上の人気iOSアプリを世に送り出してきたスタートアップ、株式会社ナナメウエの石濱嵩博さんをゲストにお迎えしてお送り致します!

石濱さんと筆者である私は23歳の同い歳。

実は私、石濱さんとは去年の冬にアメリカのボストンでお会いしていて、その後もフェイスブックを通じてナナメウエの活躍を追い続けておりました。

ちょうどgrowth hack japanのインタビュー企画に本腰を入れて取り組むことになったタイミングでナナメウエが3,000万円の第三者割当増資を受けたこともあり、記念すべき第1回目は成長目覚ましいナナメウエしかないと決めていたんです。

顔見知りということもあり和やかな雰囲気の中インタビューは進みましたが、開発の裏側からナナメウエが実践するユーザー獲得・保持術まで、充実したインタビューをお届けします!

インタビューの流れ

・スタートアップ立ち上げから現在まで

・開発の舞台裏

・ナナメウエが実践するユーザー獲得/保持術

・今後の展開

・スタートアップ立ち上げを志す皆様へのメッセージ

・インタビューを振り返って

・ナナメウエから正社員及びインターン募集のお知らせ

スタートアップ立ち上げから現在まで

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—ボストンでお会いした時はまだ起業していませんでしたよね?

あの時はまだアメリカのコンセプトアートハウスという会社でインターンをしていて、起業したのは2013年の5月になります。2013年に入ってから共同設立者の3人でチームとして動き出して、5月の段階で創業者同士お金を持ち合って起業に至りました。

現在は正社員・インターン生を含む7人で制作を行っており、僕はCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)としてアプリの開発と管理の統括を担当しています。CEO(瀧嶋篤志氏)もエンジニアではありますが、出資が決まってからは採用とか外回りに割く時間が多くなっているので、コンテンツに関しては僕を筆頭に開発と改善を進めています。

—やっぱり3,000万円という大きな出資が決まってからは心境に変化がありましたか?

何者かに追われる夢をよく見るんです。(笑) それが何者なのかはいまだにわからないんですけどね。(笑)

今回頂いた出資金はヒトへの投資を中心に半年くらいで使い切る予定なので、その時点で次の出資が決まっていなければ終わり。失敗しても死ぬ訳じゃありませんが、どうせやるなら死ぬ気で臨むしかないなと思っています。

開発の舞台裏

—ナナメウエのスライド動画作成アプリSlideStoryは大きなヒットでしたね。

10月6日にローンチして、12月半ばで45万ダウンロードを達成しました。動画アプリで45万はあまり多くはありませんが、自分たちの開発したアプリの中では一番多いので期待しています。

前作の(ケンタウロスと一緒に写真が取れる)Kenstagramは1日で1万リツイートされたんですけど、3日くらいで力尽きてしまったので。(笑)

—ナナメウエが過去に発表したアプリを見ると日常にちょっとした楽しみや彩りを加える遊び心のある作品が多いですが、インスピレーションはどこから来るんですか?

開発の根底にあるのは自分たちが使って楽しいアプリを作ること。ユーザー目線ももちろん大事ですが、最終的には自分たちの目線を大切にしています。

Kenstagramはたまたまネットサーフィンをしていたときに見つけた画像に一目惚れして、1万円くらいで購入したのがきっかけなんです。

最初はケンタウロスの顔に自分の顔を当てはめるアプリを開発していたんですが、これがイケてなくて。(苦笑)その後色々試していく中で、取った写真にケンタウロスが勝手に現れたら面白いなっていう発想に行き着いたんです。いくつかKenstagramを真似したアプリが登場しましたが、Kenstagramが一番面白いと思います。

kenstagram

SlideStoryに関しては、画像アプリのKenstagramとInstaMusicに続いて次もヒットさせたいと思ったタイミングでVine等の動画アプリが流行り始めたことがきっかけでした。テレビ離れが進んでウェブで動画を見る時代が来てるし、実際にYoutubeの広告収入も年々上がってるので、ニーズはもちろん、大きなビジネスチャンスがあるなと思っています。

フェイスブックがニュースキュレーションサービスに!?

フェイスブックがついにニュース配信事業に本格参入する模様です。

フェイスブックが近々発表すると推測される新ニュースアプリ「Paper(仮)」。予てよりニュース事業への参入を噂されてきましたが、なぜ今フェイスブックはニュース事業への参入を考慮しているのでしょうか?そして、フェイスブックは一体どのようなニュースアプリを発表するのでしょうか?その謎に迫ります。

競合の圧力とマネタイズのチャンス

AOLのローカルニュースメディア「Patch(パッチ)」が昨年大幅な人員削減に至ったように、ニュースビジネスは世界的に見ても決して万事順調な事業ではありません。

しかし、大手ソーシャルメディアやニュースメディアはニュースビジネスにより多額の利益を生んでいると伝えられており、フェイスブックもグーグルに次ぐ他サイトへのリファラル数を活かして、「ニュースのキュレーションサイト」としての地位を確立したい思惑が見受けられます。

実際に以下のようなニュースも出回っており、フェイスブックの焦りも当然といえば当然なわけです。

  • Yahoo!は一日に数回ユーザーの興味関心に沿ったニュースを要約して配信してくれる新ニュースアプリ「New Digest(ニューダイジェスト)」をつい先日発表しています。
  • ツイッターはニュース記事の拡散に頻繁に利用されており、これらのツイートと関連した広告から何百億円もの利益を生み出していると伝えられています。
  • 新聞社のニューヨーク・タイムズも厳しいニュース市場で踏ん張りを見せており、今では有料記事からの利益が広告収入を上回っているとも言われています。

今回のニュースはgrowth hack japanを含むニュースメディアにとって一見嬉しいお知らせのようにも聞こえますが、実際はそんな甘いモノではありません

フェイスブックはかつて企業ページを無料で作成できることで法人に優しいSNSとして名を馳せましたが、その後はアルゴリズムの調整により企業ページの視認性を押し下げ、意図的に広告出稿を促した経緯も存在します。つまり、もし今後フェイスブックがニュースのキュレーションサービスとしての地位を確立したとしても、人気のないニュースメディアは結局広告費を割いてニュースを読んでもらうことになることが容易に予測できるのです。

Paperに関する憶測

まだまだ謎の多いフェイスブックの新ニュースキュレーションアプリ「Paper(ペーパー)」ですが、既に様々な噂が飛び交っています。

  • UIは、人気ニュースキュレーションアプリ「Flipboard(フリップボード)」を意識?

flipboard

(フリップボードのデザイン)

真相は定かではありませんが、ペーパーのUIはアメリカで大人気のニュースキュレーションアプリ「Flipboard(フリップボード)」を意識しており、ユーザーはスマホやタブレットの画面を上下にスワイプすることで次のカテゴリや記事に移動できるようになると予測されています。

  • ・かわいい猫や赤ちゃんのニュースなんていらない?

フェイスブックのエグゼクティブであるクリス・コックス氏はこれまたアメリカで大人気のニュースキュレーションサイトである「BuzzFeed(バズフィード)」を毛嫌いしていると伝えられており、良くも悪くもバズフィードの特徴である有用性の低いくだらないニュース(例えばかわいい猫や赤ちゃんのニュースなど)は配信せず、重要で関連性の高いニュースが中心に配信されると予測されています。

  • ・ニュースもやっぱりソーシャル

フェイスブックをニュース調達の拠点にする最大のメリットは、友人が気になっているニュースが受信出来ることでしょう。単にあなたの興味関心に基づいたニュースをキュレートするのではなく、あなたと接点の多い友人のニュースを中心に受信できたり、現存のネットワークが最大限活用されることは間違いありません。

サマリー

  • ・フェイスブックは、ニュースキュレーションアプリ「Paper(ペーパー)」の発表を機に、近々ニュース事業に本格的に参入する予定です。
  • ・この動きの裏には、大手メディアが続々とニュース事業で利益をあげている背景が存在し、フェイスブックもマネタイズのチャンスを睨んでいる様子です。
  • ・フェイスブックが贈る新ニュースアプリ「Paper(ペーパー)」は、①「Flipboard(フリップボード)」のようなUI、②重要で関連性の高いニュース記事を中心に配信、③現在のソーシャルネットワークを最大限活用したニュースをキュレートするのではないかと推測されています。

ピンタレストのユーザー獲得&定着率UPに隠された5つのグロースハック

画像・動画コンテンツ共有サイト「Pinterest(ピンタレスト)」。

日本では2013年の11月に正式なローンチを迎えましたが、皆さんはもう利用していますか?

「好みのWEBコンテンツを共有することがその人を知るための一番の近道」というアイディアから始まったピンタレストは、2010年のローンチ以降、全世界で女性を中心とした7,000万人のユーザーを抱える大人気ソーシャルメディアへと成長しました。目を見張る急成長はユーザー数だけでなく、月間25億ページビュー、登録起業アカウントは50万という数字にも表れています。

フェイスブックやツイッターなど、ソーシャルメディアの競争が激しさを増す中、たった数名の創業メンバーでローンチしたピンタレストは一体どのように急成長を遂げたのでしょうか?

急成長の裏側には、ユーザーの心を掴む5つのグロースハックの存在があったのです。

プレミアム感満載のサインアップ

pinterest invitation

グロースハックで有名なドロップボックスがサインアップをとことんシンプルにした故の成功であれば、ピンタレストは正にその流れに逆行しました。

現在はユーザー数の拡大に伴いフェイスブックかEmailでのサインアップのみ可能ですが、以前は「招待状をリクエストして、数日後にメールで届く招待状を開封する」ステップを踏まないとピンタレストに登録することが出来なかったのです。一見不必要とも思えるこのステップですが、「特別」、「限定」、「スペシャル」などのプレミアム感を好む女性を中心としたピンタレストユーザーには招待状のリクエストが大ウケしました。ユーザー層を上手く捉えたユーザー獲得技術と言えるでしょう。

フェイスブックログイン

pinterestfacebook

今やユーザー獲得術の定番とも言えるフェイスブックログインですが、そのアーリーアダプターの1つがピンタレストでした。

ピンタレストはフェイスブックログインを活用することで、

  • ・ユーザーが面倒な登録作業を行わずに済む
  • ・フェイスブック上の友人と自動的につながり、登録後すぐにピンタレストを満喫出来る

といったメリットを生み出し、新規ユーザー獲得及びアクティベーション(初回体験)を最適化したのです。

関心調査と自動フォロー

pinterestsurvey

ピンタレストのアクティベーション最大化に貢献したもう一つのアイディアが関心調査です。

ピンタレストユーザーは、アカウント登録完了直後に自身の興味関心のあるトピックを選択するよう促されます。ここまでは大概のソーシャルメディアが既に実践していましたが、ピンタレストはユーザーが登録した関心情報に基き、自動的に関連性の高いユーザーをフォローさせる「ちょっとした荒業」に出たのです。

これにより、フェイスブック上の友達が誰もピンタレストを使っていなかったとしてもユーザーは登録後すぐにピンタレストを楽しめるようになり、アクティベーションの最適化が実現しました。

一画面化を極めたUI

他のソーシャルメディアと圧倒的な差別化を測ったのが、ピンタレストが誇る1画面化を極めたユーザーインターフェース。

ピンタレストユーザーは、

  • ・他ユーザーのピンボード(≒フェイスブックのタイムライン)をチェック
  • ・リピン(他ユーザーのボードからから好みのコンテンツを追加)
  • ・コメント
  • ・新しくユーザーをフォロー
  • ・外部のコンテンツ元をチェック
  • ・外部ソーシャルメディアで共有
  • ・プロファイル及びピンボードを編集

といったピンタレストユーザーが日常的に使う機能を全て一画面で実行できるユーザーインターフェースを実現したのです。

更に、ピンボードは際限なくスクロールダウンすることが可能であり、その結果として、

  • ユーザーは時間を忘れてボードに熱中
  • ページ間の移動の手間が省け、ユーザービリティが向上
  • 滞在時間の向上に伴って、各ページの検索順位が上昇

という正に願ったりかなったりの成果を手にしたのです。

アラートメール

pinterest email

ピンタレストの定着率及びエンゲージメント向上に最も貢献したのは、驚く無かれEメールかもしれません。

ピンタレスでは、アカウント登録の瞬間にEメールアラートサービスへ自動的に登録が決定します。オプトアウトももちろん可能ですが、気付かずに利用していれば、最低毎週一回ピンタレストからフォロー中のユーザーや自身のピンボードに関するメルマガが配信されることになります。女性を中心としたユーザー向けにメルマガのデザインもシンプルながらオシャレな構成になっているあたりも、ユーザーの興味関心を再換気する上で重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

サマリー

  • ・画像及び動画コンテンツ共有ソーシャルメディアピンタレストの急成長には、5つのグロースハックが隠れていました。
  • ・ユーザー獲得とアクティベーションを最適化したサインアップ戦略、そして定着率及びエンゲージメントを高めたUI設計とメールマーケティングは、今すぐ真似したいグロースハック技術です。

2014年はグーグルグラスでダイエット!最新運動アプリがとにかくスゴい(動画付き)

【推定読了時間1分】

「今年は絶対痩せます!」

2014年の目標に掲げたはいいものの、既に目標から遠ざかってはいませんか?

今年こそは本当に痩せようと思っている方も、既に増量中の方も、ご安心下さい。

グーグル・グラスの最新アプリ「Race Yourself(レース・ユアセルフ)」があればダイエットなんてもう怖くないんです!

運動が超エキサイティングなゲームに

レース・ユアセルフ(訳:自分自身と競争)という名前が示す通り、このグーグルグラスアプリのコンセプトは自己ベストにどんどん挑戦していくというゲーム型の運動アプリです。

今までもゲーミフィケーションを利用したの運動アプリは存在しましたが、グーグルグラスのビジュアルエフェクトを駆使したレース・ユアセルフはとにかくエキサイティングなんです!

早速デモ動画をご覧下さい!

いかがでしたか?今までのスマホ運動アプリのゲーミフィケーションの先を行くレース・ユアセルフのスゴさを感じて頂けたでしょうか?

動画からもお分かり頂けたように、何も競争相手は自己ベストだけではありません

  • ・大きな岩が追いかけてくる
  • ・ゾンビが襲ってくる
  • ・同じ道を走るランナーを何人抜いたかを知らせてくれる
  • ・擬似ループをくぐりながらスカイダイビングが楽しめる

などなど、グーグルグラスだから可能な楽しいビジュアルエフェクトが満載なんです!

これならダイエットなんてもう怖くない!ですよね?

まだ一般には公開されていないのが痛いところですが、今後クラウドファンディングに成功すれば一般公開もすぐに期待できそうです!

サマリー

  • ・Race Yourself(レース・ユアセルフ)はグーグルグラスのビジュアルエフェクトを駆使した最新運動アプリです。
  • ・ゲーミフィケーションを利用したゲーム型運動アプリレース・ユアセルフは、あなたのダイエットを楽しい体験に変えてくれること間違いなしです。
  • 一般公開はまだ未定ですが、クラウドファンディングに成功すれば今後の一般公開も期待できそうです。

FBの失敗もなんのその!ヤフーがホームアプリ「Start」(イメージ付き)を発表予定

【推定読了時間:3分】

検索エンジン大手ヤフー(アメリカ)が今年の前半にホームアプリに参入するようです。

スマートフォンのホーム画面をカスタマイズ出来るホームアプリ。記憶に新しいのはフェイスブックが昨年4月に公表したFacebook Home でしょう。

Android端末であればGoogle Playから無料でダウンロード出来るFacebook Homeは大きな話題を呼びましたが、飛ぶ鳥を落とす勢いのフェイスブックにしては話題ほどの人気を呼ばず、失速が明らかな状況です。

そんなフェイスブックの失敗もおかまいなくヤフーが満を持して発表するホームアプリ Start (スタート)は一体どんな機能を備えているのでしょうか?

Startの基本情報

①ヤフーコンテンツを中心にしたホームスクリーン

フェイスブック同様に、ヤフーも自社の既存コンテンツを全面に押し出したホームアプリを開発しているようです。

Yahoo!検索エンジン、ヤフーウェザー、ヤフーニュース、Flickr(2005年にヤフーが買収)を多用するユーザーにとっては、Startは使い勝手の良いホームアプリかもしれません。

②ユーザー行動を学習して絶えずアップデート&カスタマイズ

ヤフーが送るホームアプリ Start 最大の魅力は、ユーザー行動を自動的に学習する技術でしょう。

ユーザーが最も使うアプリを優先的に表示することはもちろん、トレンドや使う時間及び場所に応じて優先表示するアプリが変化することも予測されています。

ヤフーはフェイスブックの失敗をコンテンツに注力しすぎた結果と見ており、Startは、ホームアプリ本来の役割であるスマホやスマホアプリを最大限活用するための受け皿としての活躍が期待されています。

③Google Playから誰でもダウンロードが可能

Facebook Home同様に、StartもGoogle Playから誰でも直接ダウンロードが可能です。

一部のスマホにはプレインストールされた状態で出荷されることも既に決定しているようです。

Startのイメージ画像

以下の画像は、先月ヤフーからリークしたと噂になったホームアプリのスクリーンショットです。

真偽の程は分かりませんが、こんな感じのUIになるのかもしれません!

ロックスクリーン/Flickr
yahoo6

検索エンジン
yahoo4

ヤフーウェザー
yahoo3

ヤフーニュース
yahoopnews

サマリー

  • ・ヤフーは今年前半にホームアプリ Start(スタート)を発表する予定です。
  • ・Start最大の魅力は、ユーザーの行動を自動的に学習し、ホーム画面をアップデート・カスタマイズする技術です。
  • ・フェイスブックの失敗に学び、Startは、ホームアプリ本来の役割であるスマホやスマホアプリを最大限活用するための受け皿としての活躍が期待されています。