【ウェブ担当者必見】Instagram脅威の対広告「イイね!」率5%

以前、「Instagramで最もフォローされてる10のブランド」の中でインスタグラムが広告からの収益化に踏み出したニュースをお伝え致しました。

本日はそんなInstagram広告に関する続報です。

脅威の「イイね!」率5%

FacebookやTwitterでは広告の氾濫が批判に晒されている中、Instagramが驚くべき数字を公表しました。

インスタグラムCEOのケヴィン・シストロムの発表によると、広告第一弾として注目を集めたLevisやマイケル・コースの広告のインプレッションに対して、なんと5%が「イイね!」をつけたとのこと。

instamk

こちらがマイケル・コースが投稿した実際の広告。

さすがファッションブランドといったオシャレな画像ですね。

インスタグラムの広告導入はかなり話題になっていたため、もちろんその効果も5%という数字に多かれ少なかれ反映されていることは間違いないでしょう。

しかし、デザイン思考が強くファッションに敏感と言われるインスタグラムユーザーとアパレルの相性の良さに疑いはありません。

広告画像のクオリティやファッション性は、CTRの高さに大きな影響を及ぼすと言えるでしょう。

インスタグラムが抱える課題

脅威のイイね!率だけを見ると万事順調に思えるインスタグラムですが、もちろん課題は残されています。

その最たるものがロケーションサービス。

写真が撮られた場所を特定することでイベントの告知も可能にしたいのがInstagramの本音でしょうが、ユーザーがプライバシーの公開にどんな反応を示すか、まだ見計らっているのが現状です。

検索機能も課題の1つ。

現在はTwitterのようなハッシュタグ検索にのみ対応していますが、今後スケールを図るためには、既存ユーザーの中心である若者以外にもターゲットを広げなければなりません。

今後はFacebookのようなテキストベースの検索機能に移行することも予想されますが、Facebook化の危険もあり、ある程度慎重になるのも当然です。

まとめ

  • ・インスタグラムは対広告「イイね!」率が5%を超えたと発表。広告プラットフォームとしての可能性を感じさせます。
  • ・やはり強いのはアパレルなど、画像広告が活きる業界と言えそうです。
  • ・検索機能やロケーションサービスなど課題も多いInstagram。今後の対応が広告プラットフォームとしての価値を左右しそうです。

新サービスGoogle Helpoutsに隠された5つの企て

Googleがこの度米国でローンチした新サービス、Google Helpouts(ヘルプアウト)。

日本でも既に大きな注目を集めています。

初めて耳にした方のためにご説明致しますと、Helpoutsはビデオチャットを通じて専門家とノウハウや助けを必要とするユーザーをつなぐサービス

ソーシャル・アシスタンス・プラットフォームと呼んでもいいでしょう。

Googleの公式発表によると、ヘルプアウトローンチの目的はhelp people help each other(共助関係を促進する)ことらしいのですが、実際はかなりマネタイズを意識したものに思えます。

そこで今回は「Google Helpouts ローンチに隠された5つの企て」と題して、Googleの目論みとHelpoutsに眠るマーケティングの機会を探ってみましょう!

1. P2P授業プラットフォーム

Helpoutsのサービスは基本的に0円。

ニーズさえマッチすれば、専門家もノウハウを必要とするユーザーも無料でサービスを利用できます。

一方、専門家は自身のノウハウをソリューションとして分単位もしくはセッション単位で販売することも可能。

helpmone

ノウハウの提供がお金になる従来のハウツーサイト同様、HelpoutsもP2P(パーソン・トゥ・パーソン=個人間) 授業プラットフォームとして手数料から収益を得るビジネスモデルになります。

Helpoutsのベータ版ではGoogleが授業料の20%を手数料として差し引いており、本サービスの人気に火が付けば大きな収益源となること間違いないでしょう。

2. 新しいマーケティングメディア

もちろんHangoutsの活用は個人に限ったものではありません。

ノウハウや技術をソリューションとして提供している企業にとって、Helpoutsは新しいマーケティングメディアとしての可能性も秘めているのです。

特に注目したいのは、弁護士や会計士事務所といった所謂「専門家軍団」。

Yahoo!知恵袋やその他ハウツーサイトでは聞けなかった、よりパーソナルな質問や悩みを手軽に解決する手段としてHelpoutsは格好のメディアになると言えるでしょう。

Helpouts上でユーザーの心を掴めば、より大きな案件につながる可能性も大。

Googleによれば個人同様20%の手数料が差し引かれるとのことですが、アクティブユーザーが増えれば手数料を考慮しても魅力的なマーケティングメディアに成長するかもしれませんね。

ローンチ直後でまだまだ実例が少ないため、ヘルプアウトのマーケティングメディアとしての活用例はもう少し時間をおいて紹介できればと思います。

また、忘れてはならないのがSEOに与える影響。

グーグルマップ同様、今後ノウハウ関連のキーワードに対してグーグルがHelpouts参加企業を優先的に上位表示する可能性も考えられるでしょう。

3. 零細企業の獲得

現状でGoogleの収益を支えるのは、広告予算が潤沢な中小や大企業です。

一方で、ピラミッドの底には母数の多い小規模ビジネスが存在し、もちろんGoogleも「ちりも積もれば山となる」ことをしっかりと意識しています。

「アドワーズに広告を出稿する予定はまだ無いけど、Helpoutsを通じて無料相談という形で少しでも弊社のことを知ってもらえるなら…」

そう考える小規模企業も少なくないはずで、GoogleとしてはHelpoutsを通じてウェブの可能性を理解してもらい、後々アドワーズのようなPPC広告への出稿に繋げる企てがあるといっても過言ではないでしょう。

4. 既存ハウツーサイトからのトラフィック奪回

「プロモツイート 出稿方法」

「グーグルアナリティクス 見方」

今までは、このようなノウハウ目的の検索クエリの上位に必ずallabout.co.jpのようなハウツーサイトが表示されて来ました。

当然ハウツーサイトはこのトラフィックを基に広告収益を上げてきたわけですが、今後ノウハウ関連の検索クエリに対してグーグルがHelpouts参加企業を上位表示するようになれば、既存のハウツーサイトは苦戦を強いられるかもしれません。

つまり、Helpoutsの成長は、Googleに手数料収益のみならずSSPとして更なる広告収入をもたらす可能性を秘めているのです。

5. Google+の拡大

HangoutsやYoutube同様、Google HelpoutsのユーザーはGoogle+アカウントを通じて利用登録を進めなくてはなりません。

FacebookやTwitterとくらべてまだまだ日本でSNSとしての地位を確立しきれていない印象のあるグーグルプラスですが、Helpoutsの成長によりGoogle+ユーザーの拡大(≒広告収入の拡大)を見込んでいることは間違いないでしょう。

まとめ

  • ・Google Helpouts(ヘルプアウト)はビデオチャットを通じて専門家とノウハウや助けを必要とするユーザーをつなぐサービスです。
  • ・共助関係を促進するというヘルプアウトの表面上の目的の裏には、Googleの手数料・広告収益増加への意欲が見て取れます。
  • ・①SEOへの影響と②ソリューションビジネスにとっての新しいマーケティングメディアとしての観点から、ウェブ担当者は今後もHelpoutsの動向に要注目です。

SNS活用時に中小企業が犯しがちな4つの間違い

先日とあるクライアントからSNSマーケティングに関して相談を受けました。

概要としては、

  • ・社員20名弱の中小企業
  • ・TwitterとFacebookは頻繁に更新
  • ・更新頻度に見合った効果が見えない

と言ったところ。

実は、最近こういうご相談が非常に多いんです。

SNSマーケティングはまだまだ発展途上の段階で、中小企業にノウハウが蓄積する時期にはまだまだ達していません。

そしてここで陥ってしまうのが、SNSマーケティングと従来のマーケティング手法を混同してしまう落とし穴。

SNSマーケティングに既存のノウハウを適用することももちろん可能ではあるのですが、SNSの本質が見えないままただ闇雲に工数を割いても骨折り損のくたびれ儲けで終わってしまいます。

いくら登録や利用が無料とはいえ、SNSマーケティングに毎週10時間を割けば、その分無駄に人件費が飛んでいってしまうという現実も無視はできません。

そんなわけで本日は、現在SNSマーケティングの導入を検討している方、効果がなかなか見えず撤退を考えている方必見の「SNS利用時に中小企業が犯しがちな5つの間違い」をご紹介します!

1.SNSのSはSalesのS

皆様御存知の通り、SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略称です。

ソーシャルという名にある通り、SNSの本質は人と人とをつなぐ機能。

マーケティング担当者の多くが頭では理解しているはずなんですが、最近は自己満足な投稿を一方向的に繰り返すフェイスブックページやツイートがあまりに多いと感じます。

特に多いのがフィードを宣伝で埋め尽くす行為。

あたかもSNSのSをSales(販売)とはき違えているかのように、ただひたすらセール情報をコピーしてTwitterやフェイスブックで垂れ流してるんです。

再確認になりますが、マーケティングの観点から言えば、SNSは顧客とつながり、信頼関係を築くメディアです。

もちろんクーポンなどの顧客にとって有益なコンテンツを提供することも効果的ですが、顧客の質問に答えたり、意見を募ったり、「双方向的につながる」コンテンツの増加によって顧客との関係を強固にすることがSNSマーケティングの真骨頂ではないでしょうか。

読者の皆様も、自分のことばかりについて話す人に「イイね!」なんて言わないですよね?

特に料金のかからないツイートやフェイスブックページの更新に関しては、新規顧客獲得や売上アップを主目的とせず、既存顧客のロイヤリティを高めることに注力するといいでしょう。

2.更新頻度が最重要KPIの1つ

SNS上でプレゼンスを保つ上で、「定期的な更新」は確かに重要です。

「この企業ページ、廃れてるな…」

そんなことを本サイトから飛んできたユーザーに悟られては、せっかくのお客様を取り逃すきっかけになりかねませんからね。

しかし、投稿頻度とユーザーのエンゲージメントは一定の水準まで比例の関係にあるものの、投稿を増やせばそれだけユーザーが関心を示すわけでもレスポンスをくれる訳ではもちろんありません。

中小企業がSNSに割く時間が限られていることを考慮すれば、

適切なタイミング

  • ・ユーザーからアクションが発生した時
  • ・季節の変わり目
  • ・集に一回の報告やニュース
  • ・店舗移転やサイトダウンなど重要なお知らせ etc…

適切なコンテンツ

  • ・ユーザーがリアクションしやすい投稿
  • ・ユーザーを巻き込む企画
  • ・写真や動画を交えた投稿
  • ・自社に関せずとも同じ市場に関連する有用なニュース etc…

を提供することこそが上手なSNS活用の鍵と言えるのです。

3.とにかくどのSNSにも顔を出す

更新頻度と関連するのが、SNSの選択と集中に関する間違い。

  • ・新しいソーシャルメディアは常に生まれ続ける
  • ・中小企業がSNSマーケティングに割く時間は限られている

というジレンマを考慮すると、各企業はFacebookに集中するのか他のSNSに焦点を当てるのかの決断が迫られます。

とにかくコピペして各SNSでPRすれば労力は最小化出来ますが、果たしてそれが効果的なマーケティングといえるでしょうか?

これではテレビCMにラジオ向けの音声だけを流すのと同じこと。

メディアの特性を理解すること無くマーケティングを繰り返しても、効果が見えないのは当然なんです。

まずは自社の商品やサービスのユーザーを知ることから始めましょう。

次に各SNSのアクティブユーザーの特性を知ることで、SNSの選択と集中を心がけましょう。
(近日中にSNSの特徴をまとめた記事をかければと思います。)

4.同業の大企業を前に挫折する(正面からぶつかる)

あなたは調布にある小さなオーガニックハンバーガー屋さん。

最近SNSマーケティングを初めて見たものの、同業の競合であるMドナルドさんはクーポンをばらまいてとてもじゃないけど太刀打ちできません。

あなたならここでリソースの違いを理由にSNS活用を諦めてしまうでしょうか?

ぐぬぬ…という声があちらこちらから漏れていますが、もちろん諦める必要なんてありません。

こんな時はあなたの商品を改めて観察してみましょう。立地にアドバンテージは無いか考えてみましょう。

ローカルで、規模の小さいあなたのお店だから提供できる価値があるはずです。

そしてその価値をSNSで最大限活かす方法が必ずあるはずです。

上記の例で言えば、調布市民に限ったクーポンも有り、オーガニックが売りならエコバック持参のお客様に限った割引もありでしょう。

マスマーケティングには「体力」が必要です。

体力で圧倒的に大企業に劣る小規模企業が力勝負を挑んでも勝敗は見えています。

「調布」という地域に基づいたコミュニティ、「オーガニック」という趣向に基づいたコミュニティ。

形は様々ですが、あなたの強みが最大限活きるコミュニティを見つけ出し、SNSで効果的にアプローチすることが重要です。

まとめ

  • ・SNSマーケティングは無料じゃない(人件費という対価がある)。
  • ・SNSは繋がる場所で、セール会場じゃない。
  • ・中小企業は数でなく選択と集中で勝負する。

SEOを専門家に頼む前に必ず聴きたい7つの質問

先日の記事が多くの皆様にご好評頂いたようで、執筆者として大きな喜びを感じております。

今後も末永くグロースハックジャパンブログをご覧頂ければ幸いです。

前回の記事で私が最後に紹介した心得、

「時には専門家に頼ってみる」。

こちら、私の身内からも賛否両論多かったのですが、ノウハウなしに小手先のSEO対策で時間やお金を無駄にするよりよっぽど効果的であると今でも確信しております。

一方で、SEO専門の担当者を雇うにしても外注するにしても、やはり信頼出来る専門家に任せたいところ。

本日はそんな需要を考慮して、「SEOを専門家に頼む前に必ず聴きたい7つの質問」をご紹介致します!

1.リンクが最優先事項ですか?

◎:リンクは重要ですが、コンテンツや商品を強化すれば徐々に自然なリンクは増えていきます。

☓:はい。

前回の記事でお伝えしたように、隠しテキストや不自然な被リンク施策に対してグーグルが特に監視の目を厳しくしています。

検索アルゴリズムの詳細はもちろん私にも分かりませんが、上位表示に成功しているウェブサイトに1つ共通することがあればそれは魅力的なコンテンツといえるでしょう。

SEO観点から見る魅力的なコンテンツは、

  • ・量
  • ・オリジナリティ
  • ・内容の一貫性
  • ・1ページ1テーマ

などの特徴を兼ね備えています。

やや直接的ではありますが、「リンクが一番効果的ですか?」と思い切って聞いてみましょう。

「コンテンツも重要です」と返ってくれば、「それでは良いコンテンツとはどんなものですか?」と聞き返してもいいかもしれません。

その上で、「コンテンツや商品を強化すれば徐々に自然なリンクは増えていきます」と自信を持って答えてくれるのであれば、安全かつ検索アルゴリズムを良く理解した専門家と言えるでしょう。

2.被リンク施策の詳細を教えてください。

◎:コンテンツや商品を強化して、徐々に自然なリンクを増やします。

☓:人工的な被リンクをとにかく貼り付けます。

どれだけ雄弁な説明でも、この質問に対して「人工的なリンクを構築します」という返答が返ってくれば疑いの目を向けたほうがいいでしょう。

重ね重ねになりますが、不自然なリンクに対する監視の目はいつにも増して厳しくなっています。

せっかく時間と労力をかけて書いたコンテンツが、単純なルール違反でペナルティを受けたらどうでしょう?

質の良いコンテンツもユーザーの目に触れなくては意味がありませんよね。

そうならないためにも、専門家にSEOを依頼する際は、「コンテンツと商品の強化=>自然リンクの斬新的な増加」という考えがリンク施策の軸に据えられているか確認をすることが重要です。

3.コンテンツはどうやって書きますか?

◎:徹底的なヒアリングを行い、貴社と競合の差別化につながるコンテンツを書きます。

☓:テーマだけ頂ければ、あとはライターに全て任せてください。

コンテンツ・マーケティングという流行りに乗っかって、単純にユーザーにとって有用な(そして多くの場合似通った)コンテンツを増やしているウェブサイトが目立ちます。

もちろんユーザーの利益を第一に考えたコンテンツ制作はSEOの最重要課題の1つですが、企業にとってマーケティングは慈善事業ではありません。

自社の強みを理解し、競合との差別化に繋がるコンテンツでなければ、いくら有用なコンテンツでも売上の増加には直結しないのです。

特にライティングを外注する際には、必ずコンテンツの書き方を尋ねましょう。

優秀なライターであれば、まずは企業の強みをあぶり出す徹底的なヒアリングからコンテンツ制作を始めるはずです。

4.手っ取り早く順位挙げられます?

◎:現在の検索アルゴリズムの下では、ただちに上位表示を達成することは容易でありません。即効性を求めるのであれば、リスティングなどのPPC広告をおすすめします。

☓:すぐに順位は上がると思います。

私がウェブマーケティング業界に入る前には、あからさまな被リンク施策で1夜にして上位表示が達成できた夢の時代があったそうです。

もちろん収益の大半を広告に依存するGoogleがのうのうとそんな施策を見過ごす訳がなく(誰も広告にお金割かなくなっちゃいますよね?)、現在SEOに即効薬は存在しません。

(特に上位表示が難しいキーワードで)「すぐに順位は上がると思います」と胸を張る専門家には要注意です。

検索エンジンマーケティングに即効性を求めるのであれば、リスティングなどのPPC広告をおすすめします。

5.解約率ってどのくらいですか?

◎:非常に低いです。なかなか順位が上がらなくても、現状を丁寧に説明する姿勢が評価されています。

☓:(具体的な説明なしに)非常に低いです。

SEOの専門家にとっては耳の痛い質問です。

この質問から分かることは

  • ・専門家の手腕
  • ・専門家の対応

の主に2つ。

不確実性が高く、まだまだ投資の側面が世間一般的に認知されていないSEOですから、一定の解約率は仕方ありません。

一方で、

  • ・なぜ順位が上がらないのか
  • ・どのような施策を行なっているのか
  • ・企業として何をすればいいのか

などの説明やディレクションがしっかり出来ない専門家は、こぞって解約率が高いように思われます。

解約率から全てが見えるわけではもちろんございませんが、長く付き合うパートナーの資質を見極める良い指標となるでしょう。

6.実際に誰が施策を担当するんですか?

◎:弊社エンジニアの○○が担当します。今度実際に連れてくるので、再度お時間頂いても宜しいでしょうか?

☓:エンジニアが担当します。

SEOに限らず、営業担当者と技術担当者が異なることはよくあることです。

しかし「グレー」と揶揄される業界だからこそ、実際に誰が施策を担当するのかは知っておきたいところ。

信頼に基づいた関係を気づくためにも、

  • ・名前をきく
  • ・名前をググる
  • ・顔写真をもらう
  • ・実績を尋ねる
  • ・(雇うのであれば)推薦状をもらう

などなど、担当者に関する理解を深めて損はないでしょう。

7. 何をもってSEOの成功を測りますか?

◎:売上の増加です。

☓:順位です。

上位表示を達成すればSEOは成功と考える方がいまだに少なくありません。

しかし、順位だけを成功の基準にしてしまうと、検索ボリュームの低いキーワードでも「成果」としてみなされ、成果報酬制であれば売上に貢献せずとも広告予算が枯渇していきます。

大半の場合、SEOの最終目的は売上げの増加です。

ブランディングの側面もあれど、検索エンジン上での視認性を高めることがゴールではありません。

企業の強みを活かした最適なコンバージョンキーワードは必ず存在します。

上位表示に固執せず、実際に売上に貢献してくれるかどうかで採用や外注を決定することが大切です。

まとめ

  • ・長期的なSEOのパートナーを決めるには、その資質を見極めることが重要です。
  • ・「リンクをはれば順位はすぐにあがります」といった言葉に惑わされないようにしましょう。
  • ・徹底的なヒアリングや丁寧なディレクションなど、可能な限りオーダーメードな対応が可能か確認しましょう。
  • ・欲しいのは順位ではなく、売上であるという共通認識を築きましょう。

グーグルのガイドラインに違反すること無くトラフィックを増やす13の心得

「SEOなんて時代遅れ」

最近良く耳にする言葉です。

事実として、ブラックハットSEO(隠しテキストや不自然な被リンク施策)に対してグーグルが監視を強める中、多くのビジネスにとってSEO対策のみで集客を行う時代は終焉に近づいていると言えるでしょう。

一方で、大手検索エンジンの月間ユニークビジター数を見ると、圧倒的に無視できないマーケティングメディアであることは紛れもない真実。

「SEOなんて時代遅れ」ではなく、「SEOを含むマーケティング手法の多角化が必要」と言う表現がより適切ではないでしょうか?

本日はそんな現状を考慮して、「グーグルのガイドラインに違反すること無くトラフィックを増やす13の心得」をご紹介致します!

1. ロングテールを狙う

ロングテールキーワードとは、「埼玉 求人」や「新宿 和食レストラン 個室」といった複数のキーワードを組み合わせた検索クエリのこと。

特にローンチ直後のウェブサイトが「求人」や「和食レストラン」などの検索数の多いキーワードで上位表示を達成するのは至難の技です。

まずは比較的検索数の少ないロングテールキーワードに焦点をあて、該当キーワードを含んだコンテンツをドシドシ書いていきましょう。

ユーザーの検索意図を的確に汲んだロングテールキーワードはコンバージョンレートが高い傾向にあり、費用対効果の高いSEO対策が可能になります。

2.とにかく忍耐強く

ウェブサイトのドメイン年齢と良質コンテンツの量は、多くの場合検索順位に比例します。

せっかくのブログ導入や記事の更新も、数ヶ月で終わってしまってはいけません。

気を長く持ち、最低でも1年から2年の「投資期間」を見てSEO対策を行いましょう。

それまでの期間は、リスティング広告など、即効性の高いマーケティングを実践することもオススメです。

3. 記事の最適化

上位表示されるウェブページには、必ず4つの要素が最適化されています。

  • ・タイトルタグ
  • ・hタグ
  • ・メタディスクリプション
  • ・メタキーワード

同じ条件下であれば、タグ最適化の有無で上位表示の確率が大きく変わるといっても過言ではありません。

記事を追加する際には、それぞれの要素に時間をかけ、戦略的なタグ構成を心がけましょう。

4. ガイドラインに沿ったリンク施策は超効果的

グーグルの順位決定要因は大きく内部と外部施策の2つに分けられます。

「リンク」と聞くと、最近特に監視の目が厳しくなっている不自然な被リンク施策に目が行きがちですが、忘れがちなのは内部リンク施策。

ウェブサイト内の各ページに存在するリンクジュース(≒各ページの評価)をしっかりとサイト内で受け渡すためにも、サイトの内部構造設計を戦略的に考えることが重要です。

外部リンクに関しても、意図的に増やしたところで実際の商品に魅力が無かったら意味のないこと。

「商品開発とマーケティングを区別しない」グロースハッカーに見習って、まずは商品やバリエーションを見直すことから始めてみましょう。

5. グーグルキーワードプランナーを使う

基本中の基本ですが、グーグルキーワードプランナーはSEO対策に欠かせないツールです。

  • ・関連キーワード
  • ・競合状況
  • ・市場規模

などなど、様々な情報が無料で手に入り、SEO戦略を練る前や実際にコンテンツを書き始める前には必ずチェックしたいところです。

6.  最終目的は「上位表示」ではなく「ユーザーの利益」

以前のように、闇雲にキーワードを詰め込んで上位表示が達成される時代ではありません。

何より、そんなウェブページがユーザーに評価されるわけがありません。

ネットやSNSが当たり前になった今、有用な記事やページは自然に共有され、たちまち拡散していきます。

SEO対策をある程度意識しながらも、記事の最終目的はユーザーの利益とするコンテンツマーケティングが今最も重要視されているのです。

7. グーグルに勝とうとしない

今や世界有数の企業にのし上がったグーグルに、個人や中小企業の小手先のSEO対策が勝てるわけがあるでしょうか?

自然検索からの流入を増やしたいのであれば、検索アルゴリズムに関する僅かな知識ではなく、企業の強みとユーザーの好みや行動に関する蓄積されたノウハウを頼りにしましょう。

「私達のクライアントなら、同じ意味だけど■■より○○というキーワードで調べるはず」

「私達の強みとリピーターの好みを見ると、○○での対策が効果的なはず」

こんな風に、ユーザーと自社の強みを最大限考慮することから始めてみましょう。

8. SEOをマーケティングではなく、企業価値を創造する機会と捉える

検索エンジン最適化と言われる以上、順位はもちろん気になります。

しかし、順位だけを最終目的に設定すれば、不必要な焦りや企業やサービスの方向性を見失うことに繋がりかねません。

「ユーザーの行動を見てみると、○○より■■のページに長く滞在している」

「○○にはついてないのに、■■には徐々に被リンクがつき始めてる」

分析から見える些細な発見が、企業の強みの発見につながり、更には新商品やサービスの開発につながることもあるでしょう。

SEOは単なるマーケティングではなく、企業を強くするプロセスでもあるのです。

9. 直帰率を下げる

検索エンジンはとにかく直帰率の高いページやサイトを嫌います。

Google Analyticsを見て、直帰率を確かめてみましょう。

極端に直帰率の高いページがあれば、問題をあぶり出し、すぐに改善に努めましょう。

10. 自社サイト内にブログを導入する

アメーバやgooを使って企業PRの一環としてブログを書いている社員や社長の方が多くいらっしゃいます。

商品によってはエンタメ性の高いメディアを利用し、そこから流入を促すのも悪く無いですが、SEOを意識するならやっぱり自社サイト内にブログを導入することが一番。

ブログ導入には

  • ・コンテンツの増加
  • ・更新頻度の上昇
  • ・ロングテールキーワード対策に有利

という、SEOに欠かせない3つの効果が存在します。

もちろん歯医者さんが趣味の釣りの話ばかりしてはダメ。

食品専門通販サイトであれば、お取り寄せブログを書いたり、商品と関連性があって、尚且つ趣味として長く続けられる内容がいいですね。

11. とにかくコネを使う

業界に長くいれば、それだけコネクションも増えるもの。

その道のエキスパートとコネがあれば、記事を書いてもらうことも有り(その人の名前で検索されるかも)、リンクを貼ってもらうことも有り(関連性の高い自然リンクは特に効果が高いです。)。

持てるコネクションは余すこと無く使いましょう!

12. 顧客に直接聞いてみる

検索エンジンは、分からないことや持っていないものを探し出すための媒体。

つまり、検索エンジン対策を行うということは、ユーザーの疑問を解消し、欲望を満たす努力をするということです。

ユーザーの疑問や欲望の矛先が分かっていなくては、SEO対策で成功することなどありえません。

そしてその最短の道は、実際に既存の顧客に直接アンケートを取ってみることなんです。

もちろんユーザーの多くはそんな手間のかかる作業を自ら進んでは行いません。

また、ユーザーの好みは刻々と変わっていきます。

ユーザーレビューを書いたお客様の送料を一回に限り無料にしてみるなど、コンスタントに、可能な限り多くの意見を集めるアイディアが重要だといえるでしょう。

13. 時には専門家に頼ってみる

少し前までは、通販サイトを運営していなければウェブ担当者を雇う必要はあまり無かったかもしれません。

「ウェブサイトは名刺代わり」なんてよく聞いたもので、「売上を生み出す営業マン」としての機能を多くの企業が軽視していたのが事実です。

しかし現在はどうでしょう?

ネットが普及し、タブレットやスマホなどデバイスも多用する中、ウェブサイトにビジネスチャンスを見出し始めた企業も多いのではないでしょうか?

もちろん思いつきで売上が上がるほどウェブマーケティングは単純なものではありません。

ノウハウや経験がモノをいう世界であり、特に試験的導入の際には専門家に頼ってみることも頭にいれておくといいでしょう。

まとめ

  • ・SEOは必ずグーグルが公表するガイドラインに沿って施策を行いましょう。
  • ・順位を意識するより、企業の強みとユーザーの利益や好みを意識しましょう。
  • ・SEOは企業価値を高める投資の一面を持ち、他のマーケティング手法と組み合わせることで効果を発揮します。

有名SNSから学ぶ「二番煎じ」の危険

前回の記事に続いてまたTwitterに関連するお話です。

前回は、Twitterの画像プレビュー機能がマーケティング担当の皆様に有利に働くというお話をしました。

この記事は「マーケティングメッセージが実際にTwitterユーザーの目に入る確率が高まる」という視点から書いたものですが、今回はIPOを目前とするTwitterの動向から「二番煎じ」の危険について考えてみたいと思います。

Facebook化するTwitter

Twitterは現在まで、

  • ・プロモツイートの導入
  • ・Vine(動画)
  • ・逆順タイムライン
  • ・画像プレビュー

などなど、マネタイズと新規ユーザー獲得に向けた一手を次々に投じています。

IPOを控えていることもあり当然といえば当然なのですが、やはり気になるのは既存ユーザーの反応です。

ネット上では、

「Twitterは存在しない問題を解決してしまった」

「TwitterがどんどんFacebook化してる」

「タイムラインに表示される広告量とタイムラインを見る回数は反比例している」

などなど、既存のツイッターユーザーの中にはネガティブな意見が存在することは事実です。

事実としてFacebookはIPO後も着実に成長を続けているわけで、もちろん成功者の真似をすることが悪いという訳ではございません。

しかし、フェイスブックとツイッターとでは

  • ・ユーザー数
  • ・ユーザー数の成長速度
  • ・ユーザーの趣向
  • ・経営状況

などなど大きな違いがあるのも事実。

特にIPOを目前にして(そして世間の予想に反して控えめだったツイッターの企業価値が公開された後)の大胆な動きは、ユーザーから「焦り」や「二番煎じ」と捉えられても決しておかしくはありません。

ユーザーは得てしてサービスや商品が「自身の(利益)の為に作られている」と感じるときに愛着を感じるもの。

Twitterの変更が果たして既存ユーザーの利益最大化を考慮したものなのか、疑問が残るようではユーザー離れによる「Twitterらしさ」の消失にもつながりかねません。

Diggの失敗に学ぶ

dig

米国系ソーシャルニュースサイトとして人気を集めるDigg。

同じくソーシャルニュースサイトとして名を馳せるRedditとの競争の中で、明らさまにFacebookを意識した大胆なUI変更を行いました。

しかしこれに怒りを表したのはDiggの既存ユーザー。

ネット上で批判を繰り返すことに留まらず、Diggのトップニュースページを競合であるRedditのリンクで溢れ返すという暴動とも取れる行動に出たのです。

このように、ユーザーはサービス提供側の想像以上に愛着を持ち、愛着を感じるポイントも提供側の意図する箇所とは違うというケースは少なくありません。

ウェブサイトの大幅なデザインや機能の変更は、人気サイトの二番煎じに終わること無く、徹底的な調査と分析に基づいた必要があるとTwiiterやDiggの例は教えてくれるのです。

もちろん、フォーク開発という代替案も選択肢に入れておいて悪いことはないですね。

Twitterが画像プレビュー機能を追加

IPOを前に、Twitterが様々な動きに出ています。

以前当ブログでもご紹介した新広告管理機能に引き続き、今回は画像・動画プレビュー機能追加のニュースが飛び込んできました。

今までは、

ashtontweet

こんな感じで画像や動画へのリンクのみを表示していたTwitter。

一方、今回新たに追加されたプレビュー機能により、現在は以下のように画像が直接フィードに表示されています。

previ

今回のアップデートは、アンドロイド・iOS・デスクトップのいずれにも適応済。

今までのシンプルな構成が好きだったユーザーにとっては不必要なアップデートかもしれませんが、文字以外のコンテンツを追加することで、IPOを前に新規ユーザーにとってより親しみやすいUIを実現したと言えるでしょう。(画像プレビュー機能をオフにすることも可能です。)

もちろん今回の変更はWeb担当者の皆様にも朗報。

今まではバナーのリンクを貼り付けるのみしか出来ず、ツイートした後実際にユーザーが見るか否はユーザーの意思に大きく左右されていました。

その点このプレビュー機能は(ユーザーが設定をオフしていない限り)「必ず目に入る」ことを約束するので、マーケティングツールとしてのTwitter活用がより効果的になったと言えます。

IPO前後は今後も様々な変更を加えると予想されるTwitter。

ウェブ担当者の皆様も意外な恩恵を受けるかも?

MUV世界トップ10企業からみるグロースハックのチャンス

最近トップ10系の記事が多いですね。

有用な情報を提供したいという思いはもちろんなんですが、なにせ記事が書きやすいことも事実です…

さあ、そんな内輪話は置いておきまして、今日はMUV(月間ユニークビジター数)トップ10企業のご紹介です。

ウェブサイト毎のMUVではなく、各企業が保有する全てのウェブコンテンツに対するMUVであることに注意して見ていきましょう。

topmuv

サラッとご紹介致しますと、

  1. 1.グーグル(12億900万人)
  2. 2.マイクロソフト(8億7800万人)
  3. 3.フェイスブック(7億9700万人)
  4. 4.ヤフー(7億2500万人)
  5. 5.ウィキメディア・ファウンデーション(4億9200万人)
  6. 6.アマゾン(4億400万人)
  7. 7.バイドゥ(3億5800万人)
  8. 8.テンセント(3億4100万人)
  9. 9.アリババ(3億1800万人)
  10. 10.ソウフ(3億1800万人)

このような並びに。

恐らく皆様もご想像なさっていたように、圧倒的なMUVを誇るのは世界一の検索サイトGoogle

12億900万人と、2位のMicrosoft(Bingを所有)や4位のYahoo!に3~4億人以上の差をつけてのMUV数ナンバーワンです。

日本で利用率はまだまだ低いBingですが、アメリカでは17.9%とGoogleとYahoo!に続く検索シェアを誇っており、MicrosoftのMUV数に貢献したといえるでしょう。

とは言え日本では検索エンジンの2強のYahoo!とグーグルが現在も圧倒的強さを誇っているので、ウェブ担当者の皆様が焦る必要はなさそうです。

検索エンジンの強さは明らかですが、Facebook (SNS), Wikimedia(百科事典), そしてAmazon (小売り)と、各セクターのリーディング企業が奮闘していることも伺えます。

ウィキペディアは特殊なケースですが、FacebookやAmazonはサービスはもちろんディスプレイ広告のアドプラットフォームとしての力も強力。

それぞれのプラットフォームと自社の商品の特性を意識して、効果的にマーケティングを行いたいところです。

中国勢の台頭

baidu

一方、7位から10位を占めるのは…?

ご存じないとしても当然です。

  • バイドゥ(検索エンジン)
  • テンセント(SNS、IMなど)
  • アリババ(企業間電子商取引)
  • ソウフ(ポータルサイト)

実はこれらの4企業、全て中国のインターネット企業なんです。

人口の多い中国ですからこれだけのMUV数を稼いでいてもなんらおかしなことはないのですが、もちろんグロースハッカーならこのチャンスを見逃すわけにはいきません。

反日のイメージが強く中国進出企業の苦戦も頻繁に伝えられますが、日本製品にブランド力があるのは紛れもない事実。

実際にバイドゥは日本企業に対して中国人ユーザー向けのリスティング広告を日本語で奨励しています(URLを参照)

http://www.baidu.jp/info/business/

アパレルや電子機器などの日本ブランドが活きる商品を扱う会社では、特に無視できないアドプラットフォームといえるでしょう。

Instagramで最もフォローされてる10のブランド

写真や動画の撮影、編集、共有が楽しめる無料アプリ Instagram(インスタグラム)。

Instagramを使ったことのない人も、FacebookやTwitterを通じてこんな感じの色味が特徴的な写真を目にすることが多いのではないでしょうか。

2012年のFacebookによる買収、ショート動画機能の追加など、様々なニュースを振りまいてきたInstagramですが、このほどついに本格的にマネタイズの局面に入りました。

こちらがこのほどInstagramが米国ユーザー向けに実験的に提供した広告。

instaads

FacebookやTwitterの広告同様、「”Sponsored”(スポンサー広告)」のマークでユーザーが広告を目的としない投稿と判別できるようになっています。

現在は地域限定の実験的段階ですが、今後は世界中のInstagramユーザーに広告が配信される予定。

Webマーケティング担当の皆様にとっては、有望なSNSマーケティングプラットフォームがまた1つ増えることになります。

そこで今回は、Instagramユーザーがどのようなブランドを好んでフォローしているのか、今後のマーケティング活動の参考にご紹介致します!(米国データ)

instarank

英語のデータなのでズラッとご説明致しますと…

  1. ザ・エレン・ショー(エレン・デジェネレスが司会を務めるトークショー)
  2. ナショナル・ジオグラフィック(自然科学系非営利団体/テレビ番組/雑誌)
  3. ヴィクトリアズ・シークレット(女性用下着ブランド)
  4. ナイキ(スポーツブランド)
  5. フォーエバー21(ファストファッションブランド)
  6. ルブタン(靴ブランド)
  7. MTV(エンタメメディア)
  8. スターバックス(コーヒーショップ)
  9. 9GAG(ユーザー投稿型「お笑い」サイト)
  10. スニーカー・ニュース(その名の通りスニーカーに関するニュースを提供するウェブサイト)

このようなランキングになっています。

1位のザ・エレン・ショーをはじめ、画像を中心としたアプリ Instagramではやはりエンタメ系のブランドが強いのが見て分かります。

一方で見逃せないのはアパレルブランドの活躍。

  1. ヴィクトリアズ・シークレット(女性用下着ブランド)
  2. ナイキ(スポーツブランド)
  3. フォーエバー21(ファストファッションブランド)
  4. ルブタン(靴ブランド)
  5. スニーカー・ニュース(その名の通りスニーカーに関するニュースを提供するウェブサイト)

と、トップ10の内なんと5つもの枠をアパレル関連ブランドが占めているのです。

loubutin vicsec

こちらはルブタン(左)ヴィクトリアズ・シークレット(右)のInstagram画像。

思わずイイね!したくなるかっこいい画像が、10~20代を中心とするInstagramユーザーに好意的に受け入れられているようです。

広告から直接売上に繋がらずとも、成功すればブランド力の向上は確実。

アパレル業界のウェブ担当者の皆様は、Instagram広告導入のニュースから今後も目が話せませんね!

【ウェブ担当者必見】コンテンツ別モバイル・デスクトップ利用率内訳

統計ポータルサイト Statistaがウェブ担当者必見の興味深いデータを公表しました。

上のグラフは、コンテンツ別にモバイル(緑)とデスクトップ(青)の利用率内訳を示したもの。

ご覧の通り、コンテンツによってモバイル利用率が大きく異なることが見て分かります。

モバイル利用率が高いコンテンツは以下の通り。

  • ・写真
  • ・地図
  • ・ゲーム
  • ・天気
  • ・SNS

データはモバイル先進国アメリカで取得されたものですが、日本在住の皆様も自身の日常を振り返って概ね納得頂ける結果ではないでしょうか?

一方で、

  • ・通販
  • ・エンタメニュース
  • ・ビジネス/金融サービス
  • ・ニュース
  • ・健康に関する情報
  • ・ポータルサイト

ではデスクトップ利用率がまだまだ根強いことが分かります。

勢いを増すモバイルショッピング

ここで是非注目したいのが「通販」の内訳。

モバイルが46%に対してデスクトップが54%と、スマホの本格的普及から数年の間にモバイル経由で通販を利用するユーザーが急速に増えていることが分かります。

現在はデスクトップ優勢の様相ですが、今後モバイルがデスクトップを圧倒することは間違いないと言っていいでしょう。

もちろんマーケティング担当の皆様は、モバイル環境で快適にショッピングが楽しめる環境の確率が喫緊の課題です。

パーソナルで重要な情報はデスクトップが強い?

  • ・ビジネス/金融サービス (モバイル:デスクトップ=39%:61%)
  • ・ニュース (38%:62%)
  • ・健康に関する情報 (35%:65%)

など、パーソナルかつ比較的重要な情報に関してはデスクトップで収集する傾向にあるようです。

同じ通販サイトでも、医療・健康・美容系の商品を扱っているサイトとアパレルを扱っているサイトでは、モバイル・デスクトップ利用率の内訳に違いがでるという見方も出来るでしょう。

ウェブマーケティング担当の皆様は、自社の商品の性質を見極めた上でモバイル・デスクトップに対するマーケティングの比重を調整する必要がありそうです。

Googleが検索結果ページにバナー広告を試験的に導入

収益の大半を広告収入に依存するGoogle。

日本でもGoogleの検索シェアはYahoo! JAPANに匹敵しており、リスティング広告を運用するマーケティング担当者の皆様はGoogleの一挙手一投足に日々注目していることでしょう。

そんな検索エンジンの巨塔 Googleが、今後の検索エンジン広告に大きな影響を与え得る一手を投じました。

バナー広告の試験的導入

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上記の画像は皆様が普段目にする検索結果ページです。

白の背景に青色のアンカーテキストリンクは既に見慣れたものでしょう。

一方で、下の画像は水曜日に米国でスクショされたもの。

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ご覧のとおり、今までのテキスト広告のみならず、バナー広告が掲載されていることが分かります。

どうやらどの検索結果にもバナー広告が適用されている段階には無く、一部の広告主のご指名検索のみを対象にした実験的導入であるようです。

中には6回の検索につき1回はバナー広告が表示されるという報告もあり、その頻度から今後更に拡大していくことも予想されます。

Googleといえば、2005年に公式ブログの中でGoogleの検索結果ページにバナー広告が掲載されることはないと断言したことでも有名。

「世界中の情報を整理」することをミッションに掲げるグーグルにとって、検索者の意図にそぐわない派手な広告はいらないという強いメッセージでした。

しかし、もちろん8年の時を経てユーザーの広告に対する反応は変わります。

今回の試験的導入もそうしたユーザーの変化を受けての実験であることに間違いはないでしょう。

シンプルなUIを愛するGoogleユーザーはバナー広告の導入にどのような反応を今後示していくのか、観ものです。

常に人々を驚かせてきたGoogleですので、テキストから画像へのシフトが進んだ場合、今後は動画や音楽はもちろん、挙句には匂いや触覚にアピールする広告も出てくるんじゃないかと筆者はこっそり期待しています。

SNSで影響を持つために必要なABC

皆様は、何を目的にSNSを利用していますか?
何のためにツイートしますか?イイね!しますか?共有しますか?

  • ・友達と繋がるため
  • ・役立つ情報を提供するため
  • ・表現するため

もちろん答えは様々です。

一方で、社会や人に影響を与えたいからと答えた方も少なくないのではないでしょうか?

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ブログやSNSの進化は、一個人が社会に与える影響の拡大に大きく貢献しました。

もちろん誰もが影響力を気にしてソーシャル活動を行なっている訳ではありませんが、もしあなたの影響力が計測できたら?

どうでしょう。

ちょっとドキドキワクワクしませんか?

ソーシャル影響力計測ツールKlout

そんな好奇心をくすぐるのが Klout(クラウト)。

2009年にサンフランシスコでローンチされ、現在までに4億人のユーザーを集めるサービスです。

klout

Klout(クラウト)は独自のアルゴリズムとデータ収集に基づき、

  • ・Twitter
  • ・Facebook
  • ・Instagram
  • ・Google+

などのデータを使ってあなたのSNS上の影響力を計測するサービス。

ユーザーは0から100のKloutスコアを付与され、スコアが高いほど影響力の高さを示すという至ってシンプルなシステムです。

score

Klout(クラウト)が使用する独自のアルゴリズムは秘密とされており、スコアの計測方法に批判があることも事実ですが、Kloutスコアはどの会社のマーケティング担当にとって重要な指標であると語るのは「 Klout Matters: How to Engage Customers, Boost Your Digital Influence— and Raise Your Klout Score for Success (Kloutの重要性: 顧客を魅了し、あなたのデジタル上の影響力を増強する-そしてあなたのKloutスコアを上げる-方法(意訳))」の著者ジーナ・カーさん。

ジーナさんによると、Kloutスコアは

  • ・ビジネスの商圏が一定の地区に限られているなら無意味
  • ・国内全土や国をまたいで影響力を持ちたい人にとって重要なスコア

であるとのこと。

アメリカではマーケティング担当のKloutスコアが履歴書に取って代わるなんて話もあるくらいで、彼女はKloutスコアの重要性と影響力アップに必要な3つのヒントを説いています。

SNSで影響力を高めるために必要なABC

Always be engaging (個人的な関わりを持つ努力)

マーケティングはかつてのマス向けバラマキ手法から、パーソナルレベルのターゲティングに焦点を当てたものに変わっています。
FacebookやLinkedInといったSNSプラットフォームこそパーソナルな関係を気づく上で最善の場所であり、積極的かつ「1対1」の関係を常に意識してSNS活動に従事すべきです。

Be consistent (粘り強くあれ)

ツイートするにしても、Facebookに投稿するにしても、粘り強さが大事です。
情報が次から次へと降ってくる昨今、半年に一回しかユーザーの発言に重みがあるでしょうか?

もちろんただ闇雲にSNSにエンゲージしても意味はありません。
計画的な戦略を持って人やコミュニティと繋がることが大事なのです。

Connect(繋がれ)

「繋がれ」と言っても、ただ積極的にフォローしたりFacebook友達を作れというわけではもちろんありません。

  • ・まずは耳を傾けること。その上で適切なレスポンスを返すこと
  • ・(Kloutスコアを上げたいなら)Klout上でも繋がること

が重要です。

もしあなたが実際にマーケティング担当であれば、あなたのターゲットが実際に使うSNSのみに焦点を当てるべき。

もしあなたの顧客が40代の男女である場合、FacebookよりもLinkedInやTwitterに焦点を絞るべきでしょう。

SNSマーケティングのアウトソースも1つの手。

SNSマーケティングはまだまだその幕を開いたばかり。

通常の業務をこなしながら新たな手法を試すことはいつも簡単なことではありません。

通常業務を疎かにしないためにも、まずはプロに頼み、ノウハウを共有してもらうことから初めて見るのもいいかもしれません。

また、

  • ・Buffer(SNSコンテンツ管理サービス)
  • ・EyeJot(動画付きメールシンプル化サービス)
  • ・HootSuite(SNSマーケティング管理サービス)

など、数々の大企業が利用するSNSマーケティングアシスタントサービスが存在します。

残念ながら評価の高い多くの製品が日本語でのサポートを行なっていないのが現状ですが、英語が堪能ならあなたのSNSマーケティング活動を助けてくれること間違いなしです。

今こそ読者の皆様もマーケティング担当として(もちろん個人としても)SNS上の影響力を気にするべきときかも?